金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

我が家のワクチン接種率

今回のワクチン接種、自分の母親と妻の両親、妻の叔母のネット予約(この時は必死でしたぞ)と接種(2回)が無事完了し「よかったね~」と言ってボーッとしているうちに(とりわけ江戸川区は)7月から一気に供給不足になって自分たちの予約が非常に難しくなった。江戸川区コール・センターの電話はなかなかつながらず、ネット予約もスタートした瞬間にいっぱい。キャンセル待ちも運次第、といった状況になったのである(9月からかなり改善されるらしい)。

そんなこんなでスッタモンダはあったものの、取りあえず、私は集団接種で1回目接種終了(2回目は9月初旬)、妻は体調を悪くしてたまたまかかった医院(初診)で「ワクチンの予約がなかなかとれなくて」とこぼしたら「だったらウチでどうぞ!。今日からウチは鈴木さんのかかりつけ医です」と親切なお医者さんの計らいで1回目、2回目ともに予約(今週後半が1回目)、長男次男は近所の医院が採用した「行きつけかどうかは関係なく1回目も2回目も当日並んだ人順」方式(後述)で1回目の接種を終了した。我が家の第1回接種率は今週月曜日で50%と、やっと日本の平均(8月23日現在で52.9%。下は日本経済新聞集計)に追いつき、今日で75%、週末に100%になるわけだ。

vdata.nikkei.com

ここで、近所のS医院が採用した「行きつけかどうかは関係なく1回目も2回目も当日並んだ人順」を紹介しよう。

S医院のルール
①電話予約は受け付けない。
②毎朝、「本日の接種人数は〇〇人です」との貼り紙が医院のシャッターの前に張り出される(朝6時には張り出されているらしい)。
③並べるのは接種される本人、または代理1名だけ。つまり一人で二人分の接種は受け付けられない。
④接種受付は8時30分から。
⑤接種開始はその日の10時から。
⑥電話では「あんまり早く並ばないでくださいね~」と言われていた。

どうも早起きすれば接種できそうだが我が家の子どもたち(いい大人ですが)は夜更かしで早起きが苦手。一方僕は早起きは苦にならない。家からS医院まで歩いて7,8分(往復で3000歩ぐらい)。要するに、朝、散歩の距離を歩いて40~50分待っても新聞読むぐらいの時間なので全く苦にならない。「俺がまず先に行って先に並んでようか?途中で入れ替わればいいじゃん」と言ったら「お父さん、お願~い」となった。7時半ぐらいまで並んで後は本人たちが来たら引き継ぐことに決定。

で、私は何時に並んだか?

1回目(長男の時)は「お父さん、そんなに早いとまずいんじゃない?」という妻の声をよそに、「最初は早めに行ってみるよ。様子を見て調整すればいい」と7時10分。その日は接種数8名で8番目。ギリギリセーフ。「皆さん、何時から並んでたんですか?」と尋ねたところ先頭の奥様が「6時から」と。「わたしは前回7時に来てダメだった」「私も」な~んて感じ。妻と長男からとてつもなく感謝された。

そして今日は次男の分。僕はどうせ新聞をどこで読むかの違いなので、6時半にウチを出てみた。シャッターには「本日は6名です」の文字を横目に医院の横の駐車場(並ぶところ)に行くと既に2名いらっしゃって3番目。私の前の二人の奥様も本人ではなくお子様の申し込みとのこと。お一人は「私は今日が3回目のチャレンジでした!」とおっしゃっていた。「席」は確保したので自宅に電話。私の待ち時間は6時45分から7時半までの45分。日経新聞読んでいるうち次男が来た。次男は私の電話を受けてから会社に「午前休」の連絡をし、朝食を取り、S医院に来て私と入れ替わって申し込み。いったん帰宅して10時に接種。

S医院は昨年のかなり早い段階から抗体検査もPCR検査も実施しており、インフルエンザ予防接種もずーっと受け付けている。先生は私と同い年(というか誕生日が1週間違い:医師免許が壁に貼ってあるんです)で陽気、治療の時も「は~い、心配いらないよ~、肩の力を抜いて~」と優しいので、妻などは「あの先生に見てもらうだけ治った気になる」という名医なんだろうな。院内は非常に清潔。診察(というか耳鼻科なので治療)も迅速なので待つことはあまりない・・・と普通の耳鼻咽喉科よりも「かなり進んでいる」という印象の耳鼻咽喉科で妻も僕も月に一度ぐらい通院している。

その(何事にも合理的に判断されるはずの)S先生が「ワクチンの数だけはその日にならないと分からない」と判断したのだからきっとその方法が一番公平なんだろうと信頼したわけだ。

今日の奥さん方(お二人ともご本人はそれぞれ1回または2回を接種済み)とも話したのだが、「S医院方式は、こっちが『早く行く』腹をくくれば100%打てる」ということで納得という次第。

地域により人により色々なケースがあるので参考にはならないと思いますが、どちらかというと自分の記憶のために。