金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

電話外交受難の時代

昨日、「労働〇〇事務所の◆◆と申します。雇用主様いらっしゃいますか?」と電話が。
「私ですが」「実は、このたび・・・の調査で」と始まったので、
「あなたが、その〇〇事務所の人間だと証明できる方法がありますか?」
「電話では、できません」
「ではあなたの質問には答えられません」で終わった。

1年ぐらい前から、僕は知らない人からの電話の質問には一切答えないことにしている。もちろん、真面目な調査もあるだろうから。「こういうご時世なので、ご理解ください」と丁寧に答えるようにはしています。ちなみにここで「知らない人」とは、「その電話」の声以外の方法でその人の地位や立場を確認できない人のことを意味する。

今持っているパソコンはHPですが、元々は似たような電話外交で始まった。上のような会話で始まった後、でも僕はパソコンをHPで買ってみたかったので、

「では〇〇さん、あなたの部署を教えて下さい。僕が自分で御社の本社を調べ、代表番号からあなたにつないでもらいます。そうしたら信用する」
とやって本人確認をし、2台の購入となったのだ。
こういうご時世なので先方も分かってくれる。

そう言えば、先日のNHK番組で、NHKが行った電話調査の結果が紹介されていた。
「スミマセン。こちらNHK朝日新聞)です。無作為抽出で選択したお宅にお電話をおかけする世論調査です。ご協力をお願いします」

こういう電話がかかってきたとする。
これにホイホイ答えてしまう安易な人々の回答にどこまで信憑性があるのだろう?か?