金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

日本の選挙ではなぜ「本人確認」がないのか?

昨日の都議選に行って痛感したことがある。

日本の選挙ってどうして本人確認をしないのだろう?

昨日は受付担当者の方の目をみたのは最初のアクリル板越しに交わした「こんにちは~」の挨拶の時だけ。彼は投票券を機械に入れて投票用紙が出てくるまで機械の方を見ている。そして投票用紙を渡された後は誰も僕が僕であることを確認しません。極端な話、ボクが時間差で自分、妻、長男、次男の分を投票したとしてもバレない。

あの感じだと、
「知り合いの中で投票に行かない人の投票権をもらってきて代わりに投票に行ってくれたら1回あたり〇〇万円払います。ただし同じ投票所で複数投票する場合には適当に時間を空けて、投票の度に帽子や身につけるものを少しずつ変えていってください」
というバイト募集をしてやらせたらまず間違いなく成功するのではないかな。

つまり、組織的な不正投票が簡単にできてしまうのだ。

コロナ禍でマスクをしているので年齢や表情はただでさえ確認しにくいし、見た目で男女を区別できないし、またそんなことは許されてもいない。「あなた本当に〇〇さんですか?」「はい」「証明できます?」「いえ、うっかりして投票券しか持ってきていません」と言えば、選挙管理委員会はそれ以上に追求する権限はない。

選挙買収よりもよほど安上がりではないだろうか。

本人確認資料は、写真付きの免許証がベストだけど、氏名と住所の確認できる健康保険証でもよい。

至急、公職選挙法か関連法を整備して、本人確認を絶対義務づけるべきだと思う。