金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

翻訳スピード

「翻訳スピード」

① 『ブレイクアウトネーションズ』:9万8777ワード、516時間、191ワード/時間
② 『世界でいちばん大切にしたい会社』9万5051ワード、554時間、171ワード/時間
③ 先週訳出終わった本(まだ校正が残っている)4万446ワード、260時間、155ワード/時間
(これ以前の本は、それほど厳密に記録を取っていない)

要するに、翻訳スピードは遅くなっている。③はまだかかりますからなあ。

もちろん単純比較は無理。特に③は参考図書を20冊近く揃えて飛ばし読みしているので(延べ5~6冊分ぐらいでしょう)。でもやっぱり遅くなっている。

さて、昨日打診が来た本(PDF)を単純にワードにコピペしてみた。ワード数は9万8721ワード。ページ番号とか奥付とか全部込みなので、大体①と②の中間ぐらいではないかしら。要するに「550時間~600時間コース」とみておくべきだろう。年末まで。

最近実務翻訳もどんどん遅くなっている(特にソースクライアント)。何度もチェックしないと心配性になっているのだ。

そのことがちょっと(いやかなり?)心配。

(後記)スピードはなぜか、もっと遅くなってきています。たとえば『ティール組織』は1000時間、その後2冊は600時間ぐらい、現在取り組んでいる2冊もそれぞれ600時間は優に超えています。能力の問題と体力の問題の双方かも(2021年7月15日記)