金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

高校の同窓会

25日(日)にあった高校の同窓会で、K君、S君と45年ぶりに会えたのは「超弩級」の感動だった。

確か最後に会ったのはK君のご自宅。在学中はそれほど親しくなかったお二人と、大学受験が終わって卒業式までまだ2週間ぐらい、誰も大学に合格していないことだけは確信していたあの「ダルい」時期(僕のクラス45人中、現役で大学進学したのは、わずか17人だった)になぜか突然(理由は思い出せない)「Kの家で飲もう!」ってことになった。

K君のお父様が伝統工芸の職人さんだからだったからかな。「お~い、うちへ来いうちへ来い!!」って話になって、みんなで彼の地元の酒屋でつまみやお酒を買ってK君の家へ。当時は高校を卒業していれば、居酒屋で飲んでてもたばこを吸ってても大目に見られていたよい(?)時代でした。

なにしろ、「かんぱ~い!!」と言って飲み始めた後の記憶がほとんどない。酒の飲み方なんてな~んも知らないころだったからねえ。単なる背伸びと勢いでガンガン飲んでいるうちに、お酒がだんだんおいしくなってきて、という二日酔いに突っ込む典型的なパターン。ワイワイガヤガヤ、というより「飲めや歌えのどんちゃん騒ぎ」が続いたわけで・・・・。

で、気がついたら翌朝になっていて頭がガンガン痛くて、気持ち悪くてトイレに駆け込んでいました。なぜかチョイ悪で、僕らよりちょっと「進んでいた(?)」K君だけは平気で久保田早紀のLPを掛けてくれたんだが、なぜかその、ベースの低音が腹に響いちゃって余計気持ち悪くなったっけ。そのまま昼頃まで「気持ちわりー」ってK君の部屋でゴロゴロして、その後は「じゃあね」と三々五々別れて帰宅。日曜日はその時以来の再会だったのだ。

その後ずーっと、あれは僕の夢の中の思い出かと思っていましたが、K君、S君もはっきりと、久保田早紀のLPまで覚えていました。S君が「おい、お前彼女を連れてきてたよな」「でへへへ~」なんて言ってたっけ(僕はそのことを全く覚えていない)。ちなみにK君は当時若干18歳ながら、大人が経験すべきことはすべて経験済みでした(「俺?16だよ16」「へぇ~」)ってなことは先日の同窓会で知った話(一応言っておきますが、62歳のオッサン同士の会話です)。

男子高の同窓会(一応全学年が集まる会で、ウチの代が幹事学年だった)なので、初恋の人との運命的な再会、とかマドンナに会えるかも、な~んていう甘い期待感はゼロ。華やかさのかけらもない宴会場にほぼ普段着のままで数百人のおっさんたちが集まり、我が同期のK君、T君のギター/キーボード生演奏によるフォークソング森山直太朗の「さくら」と森田公一とトップギャランの「清酒運時代」)を聴きながら、「途中をすっ飛ばして一気に高校生に戻る」会は楽しく楽しく過ぎていったのである。

会の後はいつも通り、「おいタっちゃん、一杯行く?」という予備校時代以来の盟友C君と駅近くの飲み屋に繰り出しました。

幹事の皆様ご苦労様でした。

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