金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

柴田クンと土屋クン(なんちゃって):両巨頭の違い(2018年1月)

柴田元幸先生は翻訳を手書きで行い、奥さんがワープロに清書しているのは有名な話。

さて。

ここから先は8日の飲み会で直接お聞きした話なので書いていいと思うのだが。ただ酔っ払っていたので不正確かもしれず、ご参考的メモということで(文章責任は私にあります)。

柴田先生は、辞書は(インターネットやパソコンの辞書ではなく)電子辞書を使っている(銘柄はお聞きしなかった)。もちろんインターネットで調べ物をすることはあるが、翻訳は紙にペンで書いている。

その理由は、「訳すとは自分の手を使って書くこと」だと思っており、画面上に書かれた文字に訳した文章という実感が持てないんだとか。

「ここが土屋(政雄)さんと違うところで、彼はおそらくパソコン上に訳語を打ち込む以外の方法は考えられないと思っているんじゃないかな」と笑っておられました(何度かお話しされたことがある、という印象)。

「土屋先生は(翻訳における大事な要素として)ロジックが大事だと仰ってました」申し上げたところ、

「土屋さんらしいね」と仰った上で
「それは、イモーショナル・ロジックではないかな」と。

繰り返しになりますが、酔っ払った私の頭が覚えている(いない?)やりとりなので、ここ(私のFBのお友達)限りのご参考情報ということでお願いしますね。

では!