金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

お父さんが昼間にゴロゴロしてると、ホッとする :8月7日に出会った言葉

(1 2020年8月7日
「お父さんが昼間にゴロゴロしてると、ホッとするんだよね。『あ~今日は休みなんだ』って」
(妻の発言。昨日)
本日の言葉:昨日は急遽外出することになり、昼食時にビールを飲んだので「今日は仕事をしないぞ」と決め、午後4時頃に帰宅してから枕元に本を数冊置いて読んだり寝たりしていた。午後7時に「ご飯だよ」と言われた起きた時に相方から言われた言葉が冒頭。昔は気がつかなかったんだけど、家で仕事をしているだけでそういうプレッシャーを家族に与えているのだなと改めて感じました。

(2) 2019年8月7日
「御三家」と呼ばれるような超有名私立中高一貫校の教育方針は、教育改革をする上で何の参考にもならない
……
その学校の教育方針のせいで東大に入れるのではなく、東大に入れる読解力が12歳の段階で身についているから東大に入れる可能性が他の生徒より圧倒的に高いのです。
(『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』p221、新井紀子著 東洋経済新報社

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*刺激的な文章ですが、「御三家」の教育方針が良くない、と言っているわけではないことに注意。大人になってから生きる力(AIに仕事を奪われないための基礎読解力)を身につけるために現在の小学校から高校までの教育カリキュラムをどう改善すべきか、という取り組みには、御三家の教育方針は役に立たないと言っているのだと思います。なぜならばそこに合格できる子どもたちには、新井さんの言う「読解力」がすでに身についているから。興味のある方は同書をどうぞ。実に面白い。

(3) 2018年8月7日
……順風満帆なだけの人生ではなかった。だまされて財産を失った。パートナーに別の恋人ができた。さらに同性愛者としての悩みもあったと率直に記す。
……
「わからないだけで、隣人がそういう人かもしれない。少しでも思いやっていただけたらいいなあ」。 (イラスト画家 内藤ルネさんの言葉)
(「春秋」2018年8月5日付日本経済新聞より)

春秋: 日本経済新聞