「鈴木さ~ン、勉強会とか講演会とか無理ですよね」
「無理でーす。でけまへーん」
「じゃ、飲み会は?飲み会だけでもどーかなー?」
「え~、どうしよーかなー(と思わせぶり)」
「費用こちらで持ちますから」
「え~そうなの?(デレデレ)・・・じゃあ、僕、すごく忙しいんだけど、そんなにおっしゃるなら無理して無理して行きますわ(態度豹変)」
「ありがとうございます・・・・!!!ところで、酔っ払う前に、ちょっと雑談の時間取っていいすか?」
「雑談ね、何分ぐらい?」
「30分から1時間ぐらいです」
「なにか怪しいなあ」
「まじ、雑談でけっこうです。準備要りません。ホントです!約束します!!!!」
「そうか~。そんなにおっしゃるなら、雑談ね」
「ええ、で、ちょっと質疑応答入るかも・・・」
「つまり、雑談と質疑応答だよねー、ホントだね?」
「大丈夫です!雑談雑談と質疑応答!!」
「了解です」
というやり取りがあって、翌日案内が来た。
「鈴木立哉先生ご講演『金融翻訳と私』」
おしまい。
*この話はフィクションであり、実在の人物や団体などとは一切関係ありません。