金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

生協の配達員Bさん

今日は生協の配達日。妻が出かけているので私が応対する。ウチは4階でエレベーターがない。つまり生協のお兄さん(Bさん)は毎週注文した品の詰まった発砲スチロールの箱を5~6箱4階まで持ってきてくれるんです。普段は玄関先に置いてピンポーン

「ご苦労様!(玄関先に)置いていってください」で終わるのだけれど、妻が7月~9月頭ぐらいまでおしぼりと麦茶を出している(タオルと大ジョッキグラスは冷凍庫で冷やしておく)。

最初は遠慮されていたけど、さすがに暑すぎるので「まあイイじゃん」てことで受けてもらうようになってもう3年ぐらいたつかな。聞くと中層棟を担当しているので特に夏場はかなり厳しいらしい(4階~5階建てが6棟で約160戸ある。全部がこの生協を頼んでいるわけはないけどね)。たまに妻が昼間に外出するとおしぼりとお茶出しの仕事が僕に回ってくるわけです。先週と今週がそう。Bさんは36歳。ご家族は奥様と小さいお嬢さん1人。朝から晩まで荷物運びなので結構腰に来るらしい。

お茶のお代わりを渡しながら玄関口で話す。「そろそろ引退して事務職とかに変わらないの?」と聞くと「そういう道はありません。我々にとって引退とは退職なんですよ」。20代で就職しても多くは1~2年しか保たない。根性があってもケガをして止める人もいて、40代はほとんどいないらしいので、そろそろ次の職を視野に入れているとのこと。

我が家まで来てちょうど4割ぐらい。夜まで続くと。「無理せず頑張って!!」「ありがとうございまーす!!」そういう彼に元気をもらったりもする。

あ、そろそろ来る時間です。エアコン聞かしているので居間でなるピンポーンが聞こえないと悪いのでそろそろ昼食にしよう(居間で昼食)。

(後記)上は6年前の日記ですが、Bさん、今も担当されています。そして、数年前から「お茶渡し係」は私に。

昨年からのコロナ禍で、さすがにぬれタオルを渡すのは遠慮している。ただしあらかじめペットボトルを購入して冷蔵庫で冷やしたものをお渡ししています。アシスタントの人が車で荷物の出し入れをしているのに気づき、今年からは2本(2021年8月3日記)。