金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

家電にはテプラ(2016年9月)

「お父さん、居間のエアコンが壊れた」「なぬ!」

夕方に突然止まったのだという。「クリーン」が着いているが切れない。あれこれボタンを動かして総ての点滅が消えたところでコンセントを抜いた。

「今年は多いよね~」「確かに」

今年に入ってからエアコンが壊れたのは私の仕事場、和室、そして今回が3台目(もう1台は今のところ無事)なのだ。「物入りだな~。居間のエアコンいつ買った?」「5年前」と即答。

そう、我が家に設置している電気製品には一目で分かるところにテプラで購入日が貼ってある。昔は取説や家計簿に走り書きしていたが、いつの頃からか「こっちの方が便利だわ。すぐわかるし」と妻が始めた。

だから我が家では、居間のテレビにもエアコンにも冷蔵庫にも、真横または真下から購入日がハッキリと確認できる。例えば私の仕事場にあるエアコンなどは部外者が見ることはないので、見上げるとそこに「購入日H21,1/21」というテプラが貼ってある。エアコンが白、テプラも白(字は黒)なので違和感なし。

「そうか~、エアコンで5年は短いだろ~」「バタバタくるはね、今年は」「物入りだな~。で、居間のエアコンは秋以降使うんだっけ?」「ウチは夏場だけ」冬はガス暖房なのだ。「じゃああと1カ月だましだまし使って秋以降に買いに行くか」「そうね~」。

と言って仕事場に戻る。そうだ。プリンターも変えるしなあ、なんて思っていたら・・・

「お父さん大変よ!!大ニュース!!!!」

声が若干裏返っているが、ウチのはよくこういう表現をするのであまり驚かない。とはいえそれなりの反応をしておかないと機嫌が悪くなる。

「な、なんだなんだ!!」
「保証期間10年だった」めでたしめでたし。

(後記)家電にテプラで購入日と購入金額を貼っておく習慣は今も続いていて、今や我が家にあるパソコンもプリンターも電話機もすべて、裏をひっくり返すとそれが貼ってあります(2022年9月6日記)