金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

目が回るほど忙しいと思っていたら本当に目が回ってしまったお話(2014年6月)

異変の兆候は一昨日の朝からあった。

朝から左耳に水が入っているような(プールから上がったときのような)ゴソゴソ感とボーッとした音が聞こえ、「あれ?気圧が違う?」と思いながら普通に仕事。夕方先輩のTさんとの食事会に行くときにも、何となく目をつぶって歩くと左によるような気がしていた程度。食事でアルコールを飲み陽気に分かれ、返りの電車も本を読んで帰宅。風呂に入って居間でくつろいだころから回り始めました。
遊園地のコーヒーカップにのっているような左から右への旋回。そのご嘔吐でかなり楽になる。

妻が以前目眩に悩まされていたことがあったのですぐに処方されている薬を飲み就寝。
そして昨日。朝起きた瞬間から布団の中でもコーヒーカップ状態。嘔吐してよくなる(妻曰く目眩は車酔いと同じだから嘔吐は別に不思議ではないとのこと)。
朝一番で翻訳会社とソースクライアントに状況を説明。「とりあえず医者から帰ってからまた報告します」。実は昨日夕方は某上場会社の幹部役員との勉強会が設定されていた。「お父さん、もう電話しちゃって行けませんと言いなよー」そんなわけにはいかないよ。場合によっては私にとって大きなビジネスチャンスになるかもしれない絶対にはずしたくない機会だ。体調が悪いと言えばキャンセルできるが二度とチャンスは来ないかもれしれない。とは言え医者に言ってから決めよう。

てなことになりまして耳鼻咽喉科に行く。診察をしてもらいう。目隠しみたいなものをかぶせられ「はい、目を開けて~、右みて下さい。左見て~・・・あー回ってるわね」・・・「この季節に多い典型的な目眩だと思うわ」(後日検査)。で、1時間点滴を受け、昼時だったので外で食事し帰宅したら相当良くなっていた。翻訳会社とソースクライアントに連絡。週明けの仕事の負荷と若干の日延べを認めてもらう。

「大丈夫だ。行ける」「わかった。じゃアタシがついて行く」

というわけで、その会社の入っているビルまで妻が同行してくれ、そのビルの1階のスターバックスで待っていてくれました。

勉強会は大成功。資料は『世界でいちばん大切にしたい会社』のリーディングの時につかったレポートに若干加筆したもので十分だった。こっちは出入り業者なのに、出席者の多くの方々の方からご挨拶される。

プレゼンテーションの中では「私の本業は出版ではありません。経済レポートの翻訳で食っているわけでして・・・ひとつその節にはよろしくおねがいします。」との営業トークを当然入れました。1時間の予定が1時間40分になる。総帥から「これをご縁に、いろいろお付き合いさせてもらいたいです」。外交辞令だったとしても最高のお褒めの言葉だったと思います(他の幹部職員の方の前での発言なので)。そして総帥はじめ幹部職員全員の皆さんにエレベーターまでお送りいただく。

何とお土産までもらっちゃってルンルン気分で1階のスターバックスへ。妻も喜んでくれました。二人で電車に乗るなんて何年ぶりだろう。駅のホームに向かいながら「こんなことでもないとなかなかないねー」なんて話してました。

今朝体重を量ると一昨日比で1.4キロ減っている。食わないのはデカイね。
以上、目が回るほど忙しいとおもっていたら本当に目が回ってしまったお話しでした。マジで余裕を持ちたいと思います。