金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「文は人なり」に偏りあり?(2013年10月)

私のこれまでの経験では、

(A) 素晴らしい文章(だと私が思う。以下同じ)を書く人で嫌だな~と思う人に会ったことはない。押し並べて素晴らしい人ばかり。

ただその一方で

(B) なんでこんなに嫌らしい(利己的な、ひねくれている、お高くとまっているというか、上から目線、or 自己顕示欲見え見え)文章を書くんだろう!という人が嫌らしいとは限らない。むしろとっても良い人であったりする。

またその一方で

(C) 実に嫌らしい奴だな~と思う人の文章は、やはり嫌らしい。色々なことが透けて見える(ような気がする)。

あくまでも私の印象です。石川啄木はとんでもない人だったらしいので(A)は違うのでしょうが、少なくとも私の経験上で(A)に例外はありません。

なんでなんでしょうね。

文章にはその人の悪い面が表れやすいということなのかしら。

難しいのは(B)なんです。

書き言葉を中心に、あまり人と会わない仕事をしているせいかもしれませんが、とりわけ(B)で相手を変な人だと勝手に思い込み、直接お会いしたときに「あ~もっと早くお会いしておけばよかった」と思うことが少なくありません。

なにか昨日ふと思ったもので。