(以下引用)「同氏は生成AIの中核技術である大規模言語モデルの進化などを受け「よりインタラクティブ(相互的)な翻訳が可能になるだろう」と予測する。AIは文章を訳すだけの存在ではなく、利用者の意図などをくんで精緻な翻訳を実現する「アシスタントの役割が強くなっていく」とみる。」(「翻訳の民主化で「言語の壁」取り払う DeepL創業者 テックの未来」)(ここまで)
この見方は僕の実感に合う。その方向は間違いない。ただ
「よりインタラクティブ(相互的)な翻訳」はすでに他社によって実現しているのだ。したがって、「可能になるだろう」というご発言は、その方向性を承知していながら、同社では技術的なハードルによって実現の見通しが立っていないことを認めているに等しいのではないか、と僕は読んだ。
この見方がもし正しければ同社の置かれている競争環境はかなり厳しい。僕が経営者なら、すでに対話型翻訳を手掛けているどこか大手の傘下に入って、翻訳精度の向上専門業者に特化する道を模索すると思う(いや、もうその方向に動いているのかな?)。
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