金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

翻訳チェック用のGPT-4へのプロンプト(2023年7月5日現在)

今のところ結構効いているGPT-4へのプロンプト(指示文):
(ここから)
「(一連の英文)の次の訳文について英文の理解は正しいか、日本語の語彙、文法、表現の4つの面からはどうか、について指定した範囲の全体を見た上で一文ごとに、丁寧にコメントせよ。提示する訳文よりも優れた代替案がもしあれば(なければ不要)、提示した日本語訳になるべく沿う形て(最低限の修正で)それも提示せよ
(ここまで)

実際に、試行錯誤でプロンプトに手を入れながら使ってみて実感するのは、同じプロンプトでGPT-4に作業をさせても、使う人によってChat GPTの出力を得た後の対応が変わるのではないか、したがって結果も大きく変わるんだろう、ということだ。同じ原文で同じプロンプトで作業/調査をさせても、最終的に出来上がる訳文は指示者によって変わる、ということじゃないかな。

次元は違うけど、同じ辞書を使って同じ英文を訳しても、訳文は異なってくる、という感じかな。そこに利用者の個性が出るような気がする。

なお余談だが、最近は、どうも回答の精度が悪いなと思ったら、GPT3.5であることに気づくことが多い(タブが並んでいるんです)。