金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

セルフ宅配(2021年8月15日)

毎週土曜日は「夫婦で外食の日」と決めていろいろ出歩いていたのだが、コロナで昨年から電車に乗らなくなって地元のレストラン巡りに、そして非常事態宣言でテイクアウトに変わって数カ月になる。

最初の頃はイタリアンやらメキシカン、焼き鳥、焼き肉、中華などテイクアウトしてくれるレストランを色々調べてメニューを取り寄せて予約注文して取りに行く、というのを繰り返していたが、そのうち好みの店も絞られてくる、同じところの同じメニューも増えてくる、でだんだん飽きてきた。そこで先週から妻は妻の好きなレストランと料理、僕は僕の好きな所を選ぶことにした。注文は電話。時間を指定しておいて僕が取りに行くのである。

で、昨日は迎え盆(本当は一昨日)で子どもたちもいるので、全員の注文を聞いて僕が散歩がてら取りに行った。①メキシカンレストラン(妻)、②モスバーガー(子どもたち)、③吉野屋(僕)、④オリジン弁当でお総菜(僕のおつまみ)。

あらかじめ連絡しておいたとは言え、それぞれの場所を回って金を払って帰宅するまで小一時間はかかっただろうか。

午後7時から「カンパーイ」でビールを飲み、食事をしてしばらくしたところで妻が言った。

「ねえ、最近はやりの食事の宅配ってこんな感じなのかしら?」
「あ、そうかも」
「で、2割か3割高くなるのよね~」
「ま、安くない手数料だよな」
「ウチはお父さんがやってくれたから安上がりで楽ちんよね~」
「ま、まあな」「ありがとうね~」

褒められているんだか、馬鹿にされているんだから……ただ「ありがとう」と言われるとお世辞と分かっていてもまんざらでもない気分になる自分のアホさ加減にあきれてみたり。

というわけで、私は昨日の夕食後の洗い上げは免除された次第(もともと少ないけどね)。ちなみにウチは「あの」黒い箱の中が清潔なのかどうかがどうしても気になるので頼んだことはありません。