金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「男は過去を語りたがり、女は未来をしゃべりたがる」:出会った言葉(昨年~7年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(81)

(1)2年前の今日
「できるはず、なのに、結構難しい」課題が生徒の能力を一番伸ばす、というのが、私がかねてから持っている仮説です。
(『AIに負けない子どもに育てる』p216、新井紀子著、東洋経済新報社
*新井先生の仮説は正しいと思う。そしてこれは学校教育だけの問題ではない。

とても難しい問題を与えてウンウン考えさせるという教育方法はありだが、生徒の側にかなりのやる気と自信がないと脱落する人が増えるような気がする。難しすぎる問題は、解決のためのステップが複雑に絡み合っているので、生徒の側からすると「教わるポイント」にたどり着けない可能性が高いと思うのだ。したがって、教育カリキュラムにおける(そのクラスのレベルから見た)超難問クラスの割合は小さくてよいのではないか。

ただし新井先生の仮説に従った教育を続けるには教師の側にかなりの力量が求められるだろう。「できるはず、なのに、結構難しい」問題を出すには、生徒たちの力を正確に把握し、それよりも「ちょっと上」の教材を提供する能力と選択眼が必要だと思うから。

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(2)3年前の今日
 重要なのは、「聞く」という営みかもしれない。それは難しいことだけれども。
(「春秋」2018年10月4日付日本経済新聞

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(3)4年前の今日
あるとき、書き上げて2階のリビングに行ったんだ。「飯食いたい」って。そしたらおふくろがいる。あれ?いつの間に来たんだ、と思ったんだよ・・・おお、おふくろ、久しぶりだなって言ったんだよ。なんでいるのかって言ったら、元日でやんの。大晦日も正月も知らなかったんだよ。(「人生の贈り物」浅田次郎 2017年10月2日付け朝日新聞

(4)7年前の今日
さっき見た先週の「サワコの朝」から
①「男は過去を語りたがり、女は未来をしゃべりたがる」
実はこれにはいくつかの修飾語が省略されていまして・・・
男=年配の男
女=若い女の子
過去=自慢話、武勇伝、説教
未来=「自分の」輝かしい未来
したがって若い女の子にもてるコツは、女の子の夢を語らせてそれに耳を傾けることだそうです。

②「人は的確な批評、批判よりも見え透いたおべっかを好む」
チャーチルの言葉とのこと。
ゲスト?
石田純一