金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

出会った言葉(昨年、2年前、3年前、4年前の今日のFBお友だち限り投稿への書き込みより)③

(1) 昨年の今日
 誠実か。言動に恥じることはないか。気力は満ちているか。努力は怠らなかったか。無精になってしまっていないか。
(斎須政雄著『調理場という戦場 斎須政雄』(朝日出版社)p243)

*数年ぶりに再読した『調理場という戦場 斎須政雄』もいよいよ最後が近づいていまして、今日は著者の調理場に飾ってある文章の口語訳。ベタな表現だけれども一読して立ち止まってしまいますね。読み返してよかったと思います。

(2)2年前の今日
世界中の人がお前を悪いというなら、世界中が間違うとる 西原理恵子の父
(「折々のことば」2019年6月16日付朝日新聞新聞)
*今日の言葉。『洗えば使える泥名言』(西原 理恵子著、文春文庫)からだそうです。よい1日を!

(3)3年前の今日
本業と副業ではなく、複数の仕事のプロ。そうした「自由複業者」が街の活気を支えているのでは、とは三浦さんの仮説だ。人工知能やロボットが専門家の職を奪う日が来ても、分野を横断する発想や仕事が提供できる人なら重宝されるだろう。港区おじさん港区女子の向こうに、未来を生きるヒントが垣間見えるかも。
(2018年6月17日付日経新聞「春秋」より)
*先日のセミナーで面白法人カヤックの柳澤社長が「ティール組織の社員は分業よりも兼業の傾向が高い」とおっしゃっていたことを思い出しました.

(4)4年前の今日

世間をさげすんで孤高を誇るのではなく、世間に埋もれながら自分を高く持するためにこそ教養はある。村上陽一郎

(2017年6月18日付朝日新聞 折々の言葉より)

(5)(同じく)4年前の今日
休憩時間に妻が切り取っていた記事が目に止まった。
さて問題です。次の〇〇には何が入るでしょう?
(以下引用)
「〇〇は隣の火事より怖い」。師匠談志が良く言っていた言葉だ。・・・談志は〇〇の定義を「状況判断ができない奴」としていた。今風の言い方をすれば空気が読めない奴。私は更に「己を否定できない奴」が〇〇だと思う。〇〇は間違いなく他者を否定して己を肯定する。
(中略)
言っておくが〇〇にとって快適な場所なんかろくな場所ではない。不快に決まっている。利口な人間は不快な場所を快適にしようと日々生きているのだ。まずは自分は間違っているのではないかと疑う。何故ならばその空間はすでに成立しているのだから。・・・自己を否定してはじめて人は前進できる。
(中略)
先人達が評価してきたにもかかわらずそれは無視して己の判断を正しいと思う怖さ。〇〇はその連続、積み重ねで歳を重ね、結果ものののわからない〇〇の塊と化する。
(中略)
〇〇にはどう対処すべきか。談志は痛みと恐怖を味わわせるしかないと言った。乱暴な意見ではあるが世の中の仕組みがそうなっている。罪を犯した人間に刑罰を与えるというのがそれだ。言っても分からない。ならば痛みを当たれば取りあえず謝る。
(以下略。引用終わり)
立川志らく (2017年6月17日付 日経夕刊 〇〇論)
正解は「馬鹿」です(1箇所だけ「若者」)。

え、だれだって、「安倍」と思った人?
国家機密漏洩罪で捕まるかもよ。内心の自由が侵されているから、思っただけでアウトかも。しかも権力者への中傷だから公益保護法の対象外だ。逮捕状が公布されても執行されないかもよ。気をつけて!