金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

巣ごもり生活から見えてくる、フリーランス翻訳者への「向き」「不向き」(2020年5月20日)

英語がそこそこ得意な(英検1級またはTOEIC900点を持っている)ので、フリーランスの翻訳者になりたいな、と思っている学生、サラリーマン、または主婦(夫)の皆様。

4月7日の緊急事態宣言以来の1カ月と2週間、どのようにお過ごしですか?

 少しでも「ああ、だれかと会いたい!誰かと話したい!」と思った方へ。あなたは、少なくともフリーランスの翻訳者には向いていません。誤解のないように申し上げますが、これは語学力や翻訳力ではなく、あくまでも性格上の「向き」「不向き」の問題です。
 フリーランスの翻訳者になる、というのは、「こういう生活」を送り続ける、ということです。私は「こういう生活」を18年間続けています。それが辛いと思うのなら、潔く諦め、語学関係でも職種を変えるか、どこかお勤め先を探しましょう。あるいは、今お勤めになっている会社を辞めるのを止めましょう。

 不要不急の外出をしないで全くストレスなく翻訳の勉強や仕事を続けられた、いやむしろ誰にも惑わされることなく、誰にはばかることなく自分のペースで勉強や仕事ができる生活に無上の喜びを感じ、この1カ月強をルンルン気分で過ごせたあなた、合格です。あなたはフリーランスの翻訳者になるための必要条件を満たしています。そのまま努力をお続けくださいね。

(ヘッジクローズ)なお、上の「外出」「会う」「話す」とはおおむね午前7時~午後7時までを意味します。また1週間に1度または2度の「夜の飲み会」は含まれておりません。あしからず。

(後記)ちなみに2021年に入ってから、家族と医師、買い物先のレジ担当以外の人とは誰とも直接会っていないです(オンラインでの会話は除く)。