金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「上がる」「下がる」関係については英語の表現の方が日本語よりも豊富(『金融英語の基礎と応用~』の裏話)(2016年4月18日)

『金融英語の基礎と応用』では、相場の動き(上がる、とか下がる)の表現をかなり取り上げています。

これは本をつくっていた3年間、毎朝30分ぐらいかけて読む新聞(日経と朝日)とテレビ東京の「モーニングサテライト」で見かけた、ちょっと気にとめておきたい表現をメモっていたからです。特にある時期から本書を意識して「前日の相場が上がったのか、下がったのか」の表現だけを2年間近く拾いまくったので(毎日「上がる」か「下がる」か「横ばい」しか出てきません)、少なくともFTに関しては「上がる」「下がる」関係で使われている表現をほぼ網羅しているのではないかと思います。

こと経済記事(レポート)に関する限り、「上がる」「下がる」関係については英語の表現の方が日本語よりも豊富、というのが私の印象。