Brexitの狂騒曲が始まって1週間。スッタモンダがございまして。
で、1週間たちましたがね。
今朝のモーサテ(テレビ東京の「モーニングサテライト」)では、
「ニューヨークダウが史上最高値まであと2%」だって。
あれあれ。じゃあこの1週間なんだったの?
ちなみに、MCは普通に「ブレグジット」と言っていた。去年のGlexit(ギリシャのEU離脱)を日本のアナウンサーが注釈なしで「グレグジット」ということはなかった。ちなみに私はこの表記を任されていたので、「英国のEU離脱」で通しました。ブレグジットを書くとしたら表記は日本語レポートのBrexitだろうか。
自分の仕事を振り返ってみる。ずーっとBrexit関連レポートの翻訳。昨日も朝6時から訳していたら、出勤途中のLさんからメールが入り、「緊急レポートの翻訳お願い!2時まで」「はい、分かりました。当日扱い20%割り増しでお受けします」で朝食は9時過ぎ。午後2時に「はい、出しました。では朝から取り組んでいた短い方、こちらは通常料金で。。。」「ありがとうございます!」4時にそのレポートを納品して、散歩へ。自分へのご褒美に「たかし屋ラーメン」で「背脂たっぷり野菜ラーメン」を食べました。
さて。
ここで(僕にとって、先方との関係で)重要な点は、最後に「ありがとうございます!」と言ったのは先方だ、という点である。
この1週間で訳した関連レポート8本のうち7本が「超特急(=当日、20%増し)」または「特急(=翌日、10%増し)だった。要するに、僕にとっての収穫は、このお客様に対して「超特急」「特急」を当たり前に請求できるようになったということ。で、厳密に言うと、昨日の最後の1本は10%増しだったのだが、短かったのと時間の余裕があったので通常料金でいいと思ったのでそのまま言ったのだが、あれほど感謝されるとは思わなかった。
リーマンショックの時も忙しかった。ただあの後はヘッジファンド、金融機関、翻訳会社のリストラが起きた。私が毎月翻訳を任されていたヘッジファンドも、皮肉なことにその後の上昇相場に乗り遅れて閉鎖になった・・・なーんてことがあって、若干注文が減ったかも。
今回はどうだろう?
さきほど書いた、ヘッジファンドを3年前に閉鎖した会社。「私どもからバイク便で送りました改訂契約書着きましたか?」と電話があり早速返送したので、取引再開しそう。やっぱり翻訳会社への営業はしばらく控えよう(この1週間で翻訳会社からの翻訳の打診を3本ほど断った)。
ちなみに、今朝の朝日新聞にこういう記述がありました。
(以下引用)
「短期的には金融市場の動揺に警戒しなくてはならないが、日本を含め各国とも政策対応を間違えなければ恐れるには足りない。ちなみに日本の財政破綻懸念をいう人が、円高は円が安全資産と見なされている証拠だというのは奇妙である。有事の円高は、日本の財政破綻懸念には全く根拠がないことを示しているのではないか。円高には政策で対応できる」(引用終わり)(2016年7月1日朝日新聞12面「経済気象台」)
本当にそうだったらいいけど。政府寄りの経済人の詭弁のような気がする。
というわけで、本日から2本のレポート。いずれも通常料金で受けることになっております。