金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

ためになるセミナー

昨日のJTF主催「スタイルガイド」セミナーは有益だった。

僕は自分の仕事をあまり分析的に考えない(考えられないのかもしれない)。大量に仕事をする過程で試行錯誤をしながら経験的に学んで行くタイプだと思う。だから逆に不安になる。「スタイル」に対して自分は勝手な思い込みがあるのではないか?大きくはずしているのではないか?何か大きな「抜け」があるのではないか?大きく遅れているのではないか?昨日のセミナーに参加して、僕が体験的に身につけてきた仕事の仕方が見事に整理され、スッキリとした形で僕の頭の中にインプットされ、こうした不安が大きく解消された。自分にとっての残りの大きなテーマは「マクロ」を通じた業務効率化のような気がしています。

高橋聡さんのセミナーに参加するのは2回目。いつもながら頭からしっぽの先までアンコが詰まった鯛焼きのような内容だった。1分も無駄がなかった、すべての資料が役に立ったと思います(別に友人だからと言ってヨイショしているのではございません)。こういう充実したセミナーだったからか、参加者も良い意味で「わきまえている」感じがした。無駄な質問がひとつもなかった(「敬体」「常体」に関する素朴な質問もあったけれども、同じように思った人もいたかもしれない)。セミナー講師やその志望者の皆さんは、セミナーの仕方を学ぶという意味だけでも(分野違いでも)高橋さんの講義に出る価値があると思います。ありがとうございました!