金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

BardとBingに同じ質問をしてみた。

全く同じプロンプトに対するBart とBingの答えは以下の通り。なお答えの検証は行っていない。

プロンプト:1970年以降現在までの間に、米国で利上げサイクルは何回起きているか?それぞれいつからいつまでと期間(月数)を答えよ。そしてそれぞれの利上げサイクルでの上限金利は何パーセントだったか。なおここで利上げサイクルとは最初の利上げが始まってから、最後の利上げが実施されるまでの期間とする。また最初の利上げとは、前回の政策金利が利下げで、その後初めて利上げを実施した時、最初の利下げとは、前回の政策金利の行動が利上げで、その後初めて利下げを行った時と定義する。なお、政策金利が据え置かれた(変わらなかった)時は、利上げとも利下げともカウントしない。

Bartの答え:

1970年以降現在までの間に、利上げサイクルは10回発生しています。それぞれの利上げサイクルの期間と上限金利は、以下のとおりです。

1回目    1970年12月    1971年9月    9    10.5%
2回目    1972年12月    1973年3月    4    12%
3回目    1977年12月    1980年7月    29    19.5%
4回目    1983年8月    1984年12月    16    9.75%
5回目    1986年3月    1987年8月    19    7.5%
6回目    1994年2月    1995年6月    16    6.5%
7回目    1999年6月    2000年7月    13    6.5%
8回目    2004年6月    2006年6月    24    5.25%
9回目    2009年12月    2011年6月    18    5.25%
10回目    2022年3月    2023年11月    11    3.5%

Bingの答え
申し訳ありませんが、私の内部情報は2021年までのものであり、それ以降の情報は提供できません。また、私の機能には、特定の期間にわたる利上げサイクルの数や期間、上限金利を特定する能力は含まれていません。ただし、一般的には、中央銀行は経済状況を監視し、インフレを抑制するために必要に応じて利上げを行います1。利上げサイクルは、経済の健全性を維持するための重要な手段であり、その決定は慎重に行われます1。具体的な数値や詳細については、各国の中央銀行の公式ウェブサイトや信頼性の高い経済情報サイトをご覧いただくことをお勧めします。23。また、過去の利上げサイクルについての詳細な分析やデータは、専門的な経済研究機関や大学の研究によって提供されることが多いです。23。ご理解いただけますと幸いです。

上の結果の確認(検証)は行っていませんが、この手の検索はBartの方が得意という印象を持った。もちろんBingの方が正直(誠実)ともいえるかも(*ちなみに、現時点では利上げサイクルが終わったとは言えないわけで、その点からするとこの「11」は何かが間違っている。なおこの点をBardに問い詰めると「この表では、2022年3月から2023年12月までの期間は、利上げサイクルの期間として、まだ確定していない」とのことだが数字が変わらないのは不思議です)。