金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

訳書出版決定(後記:『世界でいちばん大切にしたい会社』のことです)

昨日出版社から、2カ月ほど前にReading(査読)をした書籍の版権が取れたとのメールが来る。

光栄です。これで「毎年書籍1冊翻訳」の記録がまた伸びたことになる。

今回は金融ではなく経営。経営戦略論は証券会社の企画部にいたときにさんざん読んでいたし、出版翻訳に関わり始めて最初の5冊ぐらいが経営論、企業戦略本だったので勘所はないことはない。『ブレイクアウトネーションズ』は時運の専門に近かったけれどもそもそも英文を読み解くのに苦労したが、今回はすでに2回素読で読んでいるのである程度は内容を把握している・・・のでやや楽観しているけれども、一般の人に読んでいただくには工夫がいると思っているしその旨も査読のレポートに書いたので、どう日本語を書くのか、どう見せるのかが重要ではないか、という気がしている。
これで私は現在、遅々として進まない共著本、この訳書、そして何より管理組合の理事長職という、いずれも大変な割りには金にならない仕事を抱えたことになる。

妻にも今年は収入が激減するぞと覚悟はしてもらっている。
来年以降の飛躍のための準備期間と腹をくくります。