金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

デマに惑わされないための一方法

「お父さん、これからあたしたちにできるベストの新型コロナウイルス対策わかったわよ」とその人は言った。
「なんですか?」
「インターネットを一切見ないこと」「なぬ!」
「新しい情報を得るメリットよりも、信頼できない新しいデマで不安になるデメリットの方が多いと思うのよ」
「なるほど」
 「・・・い~い、お父さん。今、あたしたちがウイルス対策でしなければいけないことはもうわかっているわけ。
①密閉された、人の集まる場所に行かないこと
②お話しするときは適度な距離を取るよう心掛けること。そうしてマスクするか、慎み深くお話しすること。
③帰宅したら、必ず手洗いをよくすること(我が家のルールは「お~たまじゃくしはカエルの子~」を2回歌って手を洗う(これでウチのは過去数年間風邪を一切引いていない。インフルエンザにもかかっていないのが自慢)。
④おじいちゃん、おばあちゃんには会いに行かないようにすること(こっちが感染しているかもしれないからね)
 これだけなの。あとは普通に生活すればいいのよ。
「大切なのは、新聞にはデマは載っていないってこと。もちろん間違いはあるかもしれないわよ。でもね、インターネットに流れる根拠のないデマよりはず~っと信頼できる」
「情報が遅れるって?朝夕の紙の新聞でじゅうぶん(我が家は朝日の朝刊と日経の朝夕刊)!大地震や洪水の時じゃあるまいし、この病気に関しては、情報が半日1日遅れたからって致命的になるはずないじゃない。
「お父さんが仕事の必要でインターネットに接するのはしようがないと思います。でもこと新型コロナウイルスについては、インターネットのニュースで見たとか、SNSで誰かが見たとか聞いたとか、どこかに書いてあったとかいう話は、あたしには今後一切聞かせないでくれる?」
「は~い」
「あ~ガラケイにしておいてよかった!」