金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

時差出勤(?) ー 外国からの送金手数料の負担を飲ませて仕事を受ける

一昨日の夜に品質管理の依頼があって短いものだったのでオーケーと返事したのだが原稿が来るはずの13時30分になっても来ない。おかしいなと思っているうちに忘れてしまった。夕方5時に「受けてくれてありがとう」のメール。「もう締めきり時間過ぎてるよ」と返事してから先方が欧州(某翻訳会社の欧州支部)だったことに気がついた(要するにここまでのやり取りは英語です)。社名だけ見ててっきり香港事務所だと思っていた。

「ジャ話は別だ。お宅の国からの銀行送金手数料は5700円(=1700円+4000円。この事務所は銀行を2回かませている)なので、これを貴社が負担するか、Paypal払いにしてくれないと受けられない。この話今に始まったことではないので会計部門と相談してください」と返事を出す。品質管理の対価は5000円程度。この仕事受けたら持ち出しになるのだ(ちなみに同社の香港事務所はすでに送金手数料を全額払ってくれている)。

10分後にメール。「了解した。お願いします」とのこと。

(後記)
外国からの送金手数料が多くてビックリする方が多いようです。これは7年前の書き込みですが、僕は独立後しばらくこのことを知らず痛い目を見たので、15年ぐらい前から「払込人である貴社が払うのなら仕事を受ける」というスタンスに変えました。
・・・そう言えば昔(10年以上前)、送金手数料を差し引いて送金してきた国内飜訳会社がありました。2度と取引していません。この1年後にも同内容の書き込みをしていたのでリンクを張っておきますね。(2021年5月2日記)

朝令暮改?~送金手数料をめぐるやり取り - 金融翻訳者の日記