世間が「おわび」を入れる、入れないで騒いでいますね。
誰でも自分が一番可愛いし、自分の周囲で起きていることを自分に都合良く解釈しがち。しかも「おわび」って程度の差はあれ自分の非を認め、自分をおとしめることだからなおさら(心情的に)難しいんだ。「いつまでもお詫びばかりもしていられない」なんて威勢の良い人もいるしね。
たまたま今朝読んだ本からの一節。
「上品で善意に満ちた真摯諸君、諸君にひとつお尋ねしましょう。諸君の周囲で世界がどんな場所になりつつあるか、諸君におわかりか?高貴な本能から行動できる時代はとうに終わっているのですぞ。ただ、ヨーロッパにいる皆さんがそれを知らないだけの話だ」(『日の名残り』p148 )
と言ったアメリカ人紳士は会議の参加者に「諸君はアマチュアだ」と断言する。一見、一理も二理もあるんだけど、根っこのところは違うんじゃないかな、と思います。彼がこれをパーティの席で発言した瞬間に、彼もまた、彼の軽蔑するナイーブなアマチュアに成り下がっているのだが、そのことに気がついていないんだ。
対案がないなら口出しするな?それは事と次第による。
周囲との関係を前に進めるには、まずは謝ることから、自分の非を認めることから始まるんだろう。そして今ここにいさせてもらっていることへの感謝。
あ~昨日から今日にかけて、そんなことをつい考えてしまった。
「らしく」ないね。もっと気軽に、楽しく。前向きに。
今日も仕事。
・・・というわけで、本日も皆さんにとって素晴らしい1日となりますように!!