金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「していて楽しいから続ける」(翻訳ストレッチ)

おはようございます。
昨日『さゆり』とMemoirs of a geishaが届く。

半日考えた末、翻訳ストレッチの朝1発目(色々やっているのだがこの2年は『日の名残り』が朝一番の音読だった)は『さゆり』と『日の名残り』を1日交替で音読することにする

『さゆり』が名訳中の名訳であることは事実にしてもどの程度自分になじめるかわからないし、何しろ訳文が京都弁なので朝1発目がずっと京都弁の音読から始まることが1日のスタートとしてどう影響するかがよくわからないからだ。

日の名残り』が続いたのはもちろんそう「決めた」からではあるがやっぱり自分との相性がよかったからだと思う。

同じ意味で村井章子さんの『大暴落』はこれは毎日①原文を書貴写し、②自分で訳文を作って③訳本を写して④感想を書いているので(ただし7分)、こちらは本当に遅々として進んでいないのだけれど(3年たってやっと90ページ/300ページ(訳書ベース)、それでもやはり彼女の訳は勉強になるし自分の訳と比較して「学べる」という自覚があるので続いている。

つまり「しなければならない」のだが「していて楽しい」からそうしているという部分がないと続かないと思う。

「したくないのに必要だからから続ける」のは私には無理だ。

(おことわり)上記の文章は原文で「翻訳筋トレ」だったところを「翻訳ストレッチ」に書き換えてあります(2021年9月9日記)