金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

僕が講師を辞めた理由(2016年12月4日)

昨日も1日中仕事の後、西葛西のロイヤルホストで打ち合わせ、その後地元のおでん屋で痛飲。

打合せの席でいろいろなお話しをしながら、(教えることを含め)他人の前で話をしようとする準備は、いろいろと頭の中が整理できて確かにプラスになるなあとあらためて思った。

僕は10年ほど前、1年間だけ翻訳学校で教えていたことがある。楽しかったし、生徒さんの中から独り立ちする方も出たので、それなりの成果はあったとは思う。1年で辞めたのは講師料の交渉中の相手の態度(鈴木先生にとってのお客様は生徒ではなく我々学校なのだから、我々の意向に沿ってもらわなければ困るという趣旨の慇懃無礼なメールが先方役員から届いた)に腹が立って縁をたたき切ったのが直接の原因だが、その一方で教え始めると際限がなくなって時間効率が極端に下がったから、というのも本音としてはあった。2時間2万円の授業の準備に15時間かけてしまっていたのだ(しかも毎週)。僕の場合、教えることはビジネスにできないとつくづく思った。

前回のJTF(日本翻訳連盟)の時は準備に55時間かかったっけ。今回はそれほどの時間はかけられない。30時間ぐらいかなあ・・・と思っているウチに、そういえばJTFさんからいくら頂戴するのかをお尋ねしていないことに気がついた。確か前回は2万円だったような・・・(つまり時給300円だったわけですね)。まあいいす。これ(JTFのセミナー)はお金でやるわけじゃないので。