金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

『ベンチャーキャピタル全史』ができるまで

私は、ブログでは、「後になって振り返る」のではなく、「この先どうなるかわからないけれどもその時にどう思っていたか」のビビッド感を大切にしています。

ベンチャーキャピタル全史』についても、リーディング(出版社が翻訳権を取りに行くかどうかを判断するために翻訳者が下読みして判断材料のための資料を作る作業:出版が決まればその翻訳者が翻訳に当たり、決まらなければ定額の報酬を受け取ることが多い)の時、解説者をお願いした時のこと、新潮社校正部様とのやりとり、解説者井潟さんとのやりとり等について、関係者の皆様のお名前を匿名にし、ほぼ同タイミングで書いていました。すでに出版され、解説の井潟さんおよび新潮社校正部の皆さんのご了解もいただいたので、当時のブログをここにあらためて公開します(なお、この公開の告知に合わせて、若干「てにをは」程度の修正をしましたが、匿名は匿名のままとしています)。

(1)リーディング:レポートではなく口頭試問で出版決定(2019年4月)
*前半が『ベンチャーキャピタル全史』のお話です。レポートではなく質疑応答でしたので、かなり緊張しました。

tbest.hatenablog.com

(2)「訳者あとがき」(2022年6月)
井潟さんに解説をお願いするに至った経緯です。

tbest.hatenablog.com

(3)「ドラマより地味にスゴい!!!S社校正部」(2022年7月6日)
噂に聞いていた新潮社さん校正部の方に受けた洗礼の体験談。
tbest.hatenablog.com

(4)「本1冊訳すのにかかった時間」(2022年7月15日)
産業翻訳者なので出版翻訳のために抽出する時間が大変、というお話。後半の13万2500ワードの方が『ベンチャーキャピタル全史』です。

tbest.hatenablog.com

(5)「プロ中のプロから教えを受ける」(2022年7月27日)
解説の井潟さんが、解説のために数回読んだ上でコメントをしてくれた時の緊張に震えた(?)体験です。

tbest.hatenablog.com

 

そして8月24日に、立教大学さんから正式に発表があったので、匿名でブログに書いていたことを井潟さんに「告白」したところ、寛容な井潟さん、テレながらもご快諾いただきました。よかった!

 

 

business-school.rikkyo.ac.jp

ぜーんぶ明らかにできて身も心もスッキリ!