(1)2年前の今日
「Youtubeは笑いのツボが違う」 伊集院光さん
(2020年7月21日 テレビ東京放送「巷の噺」から)
*伊集院さん曰く、「たとえば(タレントの)はなわ君はスタッフと一緒にいろいろな企画を考えて(Youtube放送を)やったが、結局一番受けたのは、はなわ家が焼き肉をしている様子をただ映しただけの放送で、百万回再生された」とのこと。お笑いに限らずこのオンラインを使ったあらゆる企画、イベント、催し、ショー、そしてキャラクターに言えるのかもしれないと思った。勝てる公式が見えないいま、演者(作り手)側はどうすればいいのか?下手な鉄砲も数打ちゃ当たる方式しかないのかも。
(2)3年前の今日
令和の日本は成熟国家である。(「春秋」2019年7月24日付日経新聞)
平成日本が行き着いたのは、「問題がありそうな人」を「みんなで」バッシングして憂さを晴らす社会である。そんな社会の先には、見せかけの「正義」と「萎縮」が蔓延するファシズムしか生まれない。
(『平成時代』p226、吉見俊哉著、岩波新書)
*どちらが正しいのだろう?
(3)4年前の今日
「人間の集中力は精々、数分間しか続かないから頭を休めて他のこと考えたりするのは構わない、しかし鉛筆だけは手に持って原稿用紙を見つめていろ」
(山田洋次「橋本忍さんを悼む 溢れるイメージ、100歳まで」 2018年7月24日付日経新聞最終面)
(4)5年前の今日
芸術家は朝、目覚めと同時に「さて、今日は何をつくろう?」と思案するが、職人は昨日も今日も明日もつくるものが決まっている
(2017年7月24日付朝日新聞読書欄、横尾忠則氏の『ある日の彫刻家』への書評から)