金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「『意味』はコピーできない」:出会った言葉:2~4年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(204)

(1)2年前の今日
「意味」はコピーできない
(『ニュータイプ時代―新時代を生き抜く24の思考・行動様式』p121 出口周著、ダイヤモンド社
*本日の言葉:ここで、出口さんがおっしゃる「意味」とは製品の感性価値としての「意味」、要するに作り手の思いとかメッセージではないかと思う。キムタクと鈴木京香主演「グランメゾン東京」で、レシピをコピーしても同じ料理はつくれない、と言っていたのと同じ意味。そう考えるとこの言葉は僕の仕事に通じる。「著者の込めた意味は機械翻訳できない」って感じだろうか。逆に機械翻訳できるような文章には人間は不要ということ。

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(2)3年前の今日
 専門性という言葉で呼ばれることが多いですが、言い換えて「それがやりたくて仕方がないという気持ちの結果」を仕事とせよ、と僕は伝えたい。誰が何と言おうと没入する興味の核、それに自分が腹落ちしてから仕事を考えて欲しい。
磯田道史が語る仕事「仕事力――好奇心の赴くまま進む」2019年2月3日付朝日新聞

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(3)4年前の今日
最も成長する時期にいる新入社員や若手をこの状況で育てることには危機感がある。「休め休め」「定時に帰れ」と「優しさ競争」になっている働き方改革が成長機会を奪っていないだろうか。・・・(中略)・・・厳しくというのは、怒鳴ったり長時間労働させたりすることではない。上司が少し高めの要望をする、チャレンジできる仕事を与える、自分の頭を使って考える機会を与えることだ。・・・若者こそ、仕事の場で磨かれるべきではないか。
(「優しさ競争で若者は育たない エン・ジャパン会長 越智通勝」2018年2月1日付け日本経済新聞 )

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