金融翻訳者の日記

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「正論は人を傷つける、言葉を選べ」:出会った言葉(2年前~4年前の今日、FBお友だち限り投稿への書き込みより)(136)

(1)2年前の今日
「正論は人を傷つける、言葉を選べ」
私の履歴書 澤部肇(TDK元会長) 「大歳学校 日曜にマンツーマン指導 数字より大切な『心』教わる」 2019年12月10日付 日本経済新聞
*筆者が後の社長になる上司から言われた言葉。僕自身は正論を吐くのを好きな人(皆さんの周りにもいるかも)とは極力付き合わないようにしている。確か、『自然経営(じねんけいえい)』(内外出版社)にもかつて正論好きな幹部がいらっしゃって、お暇願ったとか。
僕が正論を吐く相手は権力者だけと決めています。「嘘をつくな」「はぐらかすな」「改ざんするな」「公私混同するな」・・・とかとか。 

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(2)3年前の今日
……でも翻訳というのが、そもそもありえないことなのではないか、という気もします。1つの言語でつくられたものを別の言語に「移す」だなんて、どうかしています。できるわけがないという、その認識の上に立って、単語ごと、文ごとに、互いに相容れない複数のレベルで検討を重ねてひとつひとつ判断を下してゆき、それらの判断の総合的なバランスによって、可能であるはずのないものを曲がりなりにも実現しようとするのが、翻訳の仕事ではないでしょうか。
(笠間直穂子「翻訳の可能性と不可能性――蒸発する翻訳を目指して」『文芸翻訳入門』藤井光編p198)

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(3)4年前の今日
スタートする位置がまちまちなのがいいとこ 
ボートレース場の観客
・・・
人生の出発点は自分では選べないが、そのバラバラの位置からどう工夫して進んでいくかはボートに学べる。
(2017年12月2日付け朝日新聞「折々のことば」より)