金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「おそらく人間は利口ではあるが、十分に聡明ではない」:9月9日に出会った言葉

(1)2019年9月9日  
おそらく人間は利口ではあるが、十分に聡明ではないのだろう。
  一つ一つやることはたいへん合理的であり、知恵を絞って技術を進歩させるが、結果として、また全体として、まことに不合理な社会を作り上げてしまった。そんなつもりではなかったのに、管理社会が人間の人格をないがしろにする。そんなはずではなかったのに、環境を破壊する。  (1975年3月9日)
(『深代淳郎の天声人語』p118 朝日新聞社

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(2)2018年9月9日  
 奨励会で世話役の「幹事」を4年間努め、聡太の成長を見てきた山崎隆之八段(37)は、杉本(藤井聡太の師匠)が雑談の中で聡太との対戦について語った内容を覚えている……
「最初は『ちょっと苦戦するようになった』。次いで『負けるようになった』『勝つのが大変に』。最後に『(勝負を)見切られるようになった』『勝負にならなくなった』」。序盤研究の熱心さや終盤の粘り強さで有名な杉本の率直な言葉に、山崎はびっくりした。
(「大志 藤井聡太のいる時代 修行編 第9回」 本日付朝日新聞

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(3)2017年9月9日  
作品を盛る器としての書物
(『古本の時間内堀弘晶文社)p123)

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(4)2014年9月9日  
「美しい文章よりも真実の文字を書きたい」
松本清張の世界』p53

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