金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

書店に本を注文しに行って結局アマゾンで買った顛末

我が家の本の御用達、ヴィレッジヴァンガード西葛西店。

まあ、我が家の、というよりはウチのがこの店の雰囲気をお気に入りで、その割にはあまり混んでないみたいなので「応援したい!」と言って本を買うときはここで注文するようになって1年ぐらいになるのかな(「普段読まなきゃならない本が多いから、多少時間がかかってもいいのよ」)。と言うわけでボクも現在、『言葉と歩く日記』(多和田葉子著、岩波新書)を注文中。この本は図書館で借りて少しずつ読んでおり(なぜか人気がないのでもう2カ月以上借り換えで読みつないでいる)、あまりによい本なので買うことにしたのだ。

今日も立ち寄って本を2冊注文することにした。
「ええっと、これですけど(と書名を書いて渡す)、ありますよね?」とボク。
「これですね・・・」とタブレットの画面を見せてくれる店員さん。「はいそうです」。
1、2分待っていると店員同士で何やらひそひそ話している。え、まさか・・・「何か問題ありましたか?」
「あの、この最初の本、ウチ取り扱ってないんです」
じぇじぇじぇじぇじぇー(古くてスミマセン)。

「え~!!!『月刊文藝春秋』ですよ!!!」

(消え入りそうな声で)「す、スミマセン。当社、基本的には雑誌を取り扱っていないものですから・・・どうしてもということであれば出版社に連絡して取り寄せはできると思うのですが、時間がかなりかかると思います」

「な~るほど。じゃあ、もう1冊の方もたぶん無理ですね・・・『月刊中央公論』ですけど」「は、はい」

「大丈夫でーす。では駅前の書店で買いますね」(彼女の表情がパッと明るくなって)「これは駅前で買えるんですね!」(それくらい知っててくれよ~)
「はい。売ってまーす。では『言葉を歩く日記』ご連絡お待ちしてますね」
「ありがとうございました」

・・・というちょっと変な会話をして西葛西駅前の文教堂書店西葛西店へ。

当然『文藝春秋』ありました。で、『中央公論』は・・・・と、『世界』はあったぞ。それと・・・あるあるネトウヨ雑誌がうようよある。文芸誌も一通りある。そして同じ棚にエロ雑誌もエロエロある(こういうところが街の本屋なんだ~)。でも、ない、『中央公論』。

「スミマセン。『中央公論』は・・・」「あ―スミマセン。置いてないんですよ~」。

・・・というわけで結局、『文藝春秋』を文教堂で、『中央公論』はアマゾンで買いました。『文藝春秋』買えちゃったんで『中央公論』は待てなかったもんで。

どちらも「追悼 立花隆」の特集があるんです。

ヴィレッジヴァンガード西葛西店で本を注文 - 金融翻訳者の日記