金融翻訳者の日記

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

someとanyの区別に関するスッキリとわかりやすい、超簡単な解説(翻訳ストレッチの教材から)

(以下引用)

簡単に言ってしまえば、anyは「なんでもいい何か」、someは「なんだか知らない何か」です。
(引用ここまで)(別宮貞徳『さらば学校英語 実践翻訳の技術』(ちくま文芸文庫)P272)

で、例文は2つ。

① Is there anything to eat?

② Is there something to eat?

①は、「なんでもいいけど食べるものありますか?」→「何か食べ物ある?」

②は、「何だか知らないが食べるもの何かありますか?」→「何か食べ物あるの?」

と訳すのだと説く(同書pp272-274から要約)。

上の考え方は、「any、someが名詞でも形容詞でも、あるいは-one、-body、-whereがつく複合語になっても代わりません}(同書p272).

公式覚えるよりずっと分かりやすい。

同書は語り口が誤訳(した人)を小馬鹿にしたような響きがある。これは、相手が権威のある人なら痛快なのだが(例えば『裏返し文章講座』(筑摩文庫)では、水田洋、都留重人伊藤整富岡多恵子等そうそうたる学者/文化人を人格否定ではないかと思うほど徹底的にけなしている)。無名の翻訳に対しても同じ姿勢だと、ちょっと引く人もいるかもしれない。が、中身は超一流。その「超上から目線」を我慢できればお薦めです。