我が家の数回目の「カーネーション」全回視聴が終わった。毎日2~3回分で約2カ月。僕は時たま覗くだけでしたが、立ち止まって見た回は最後まで観た。
棺の回りで娘たちが泣くシーンを見ながら「果たして92歳の母親が亡くなったときに、孫までいる娘たちがあそこまで(末娘は泣き崩れた)泣くだろうか?」と思ってしまった。そもそも3人娘は糸子がなくなる数日前に病室に泊まっていたのだ。「帰らなきゃよかったじゃん!」と思う・・・とややリアリティに欠けた、演出しすぎのシーンではないかと。そう思ったのは僕が60歳を超えたからかも、とも思う。
僕が冷たいのかな。
その一方で、夏木マリになってからのシーンは、これまで(多分前回みたのは3~4年前)はどうしても尾野真千子時代と比較して方言の使い方やキャラクターに違和感を覚えたものだが、あらためて「夏木マリ編」として見れば立派に完成していると思った。
やっぱり朝ドラの金字塔だ。
「カーネーション」から10年(2011年下期作品でした)。また見ます。