金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

2020年3月25日の映画館(記憶と記録のために)

昨日「109シネマズ木場」で映画を見たときの、映画館そのものに関する感想を(見たのは15時25分からの「三島由紀夫全共闘」)。

1.チケットの予約の段階で、左右と前後が空いた席しか席が提供されていなかった。これが安心材料の一つになった。

2.劇場に到着したのは開場2分ぐらい前。ホール(待合室)はガラガラだった。平日の昼間の上映だし、わざわざチケットを取るまでもなかったかな、と思いながら入場。

3.入場した時は本当にポツポツしか人がいなかったが、予告編や映画館の宣伝をしている間に人がどんどん増えてきた。「皆、ギリギリまで待っていたのかな」という印象を持った。

4.人が埋まってくるのを見るにつけ、両隣と前後に誰かが隣に来ることは絶対にないことに安心感が一層高まっていった。一方、「スーパーシート」は満席(全員座っている)のように見えた。新型コロナを考えてそちらを選んだのだと思われるが、一方一般席は両隣と前後が空いているのでかなりゆったりしている。しかも両隣に荷物を気兼ねなく置ける。ところがスーパーシートは席と席とのスペースが少し広いだけだが荷物を置く場所はない。かえって一般席に座った方が得だと思ったし、スーパーシートに座った人たちも「損した」と思ったのではないかな。

5.15時25分から始まった映画の入りは、結局40~50人ぐらいではなかったかな。会場全体に少しずつ人々が座っており、スーパーシートだけは全員すわっている、という平常時とは違う人々の配置だなあという印象を持った。空間はスキスキだけれども、そもそも自分の好きな所をどこでも変えたわけでは亡いことに改めて気づき、チケットを買っておいてよかったと思った。

6.ロビーがかなり暖かかったので着席した時にはジャンパーを脱いでいたが、映画が始まったら何となく微妙に風がながれているような気がして涼しく(ちょっと寒く)なったのでジャンパーを着直した。換気がされていたのかもしれない。

7.映画に感動してプログラムを買いに行ったら「スミマセン・・・売り切れで」。封切りから5日で、コロナウイルスで外出自粛時にこれか~!とビックリした。つまり人々は慎重ながらも、時と場所を選んで見に来ているのではないか、と思った。

見終わって思ったのは、昨日の映画館は、クラスター感染の3条件のうち、①密集した人々、②近くで話すは完全に避けられていました。③密封した空間だったかは確認しなかったが、ホールよりも館内の方がやや涼しかったことから、一定の換気はおこなわれたいたのではないかな。

映画の始まる前にも「マスクをしてください」のアナウンスがあった。映画って全員が前を向いて静かにしているのでこのルールはどうかなと思ったものの、周りの人を安心させるという意味合いもあると考え、マスクは外さなかった。

まあこんな感じでした。ご参考になれば。

(後記)昨日も映画を見に行きました。感染防止策が徹底し、映画を見に来ている人たちもその習慣慣れたんだなあと実感しました。なお「三島由紀夫全共闘」のパンフレットは後日別の映画館を訪ねて入手しました(2021年3月26日記)