金融翻訳者の日記

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

参考書の編集者って・・・

本の編集者って、担当した本を最初から最後まで何度も読むよね。では参考書や問題集の編集者は、1冊の本に書かれている例題や問題を最初から最後まで自分で解いているのだろうか?

『英文標準問題精』を復習している時にふとそう思った。

(後記)『英文標準問題精講』は類い希なる名著であり、私は現在2巡目を勉強している(全部訳を書いて添削しています)。しかしこの名著にして大きな欠陥があると私は思う。それは、本書は後半に行けば行くほど解説が雑になってくるという点だ。特にPART3になると(長文という事情はあるのだろうが)文法説明や構造の説明がほとんどない。練習問題に至っては言わずもがなである。だが私は同書のこの欠陥に関するクレームを読んだことも聞いたこともない。

なぜか?

それは、本書を買う人は多くても、最後までやりきる人がほとんどいないからではないか、と私は訝しんでいる。そして恐らく編集者も。(2021年5月29日記)