金融翻訳者の日記

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

U高校ラグビー部に関するトリビア(2020年1月)

(その1)
「地理は5」
我が母校のラグビー部が全国ベスト16に入ったので、今はほとんど知られていない浦高ラグビー部に関するトリビアを1つ。

今はそんなことは許されないはずだし、当時(ほぼ45年ほど前)もその事実が確認されたわけではない。ただし、(当時の)浦高生には常識だった衝撃の(?)事実。

ラグビー部に入部すると地理は無条件に5」

これはほぼ公然の秘密だった。正確に言うと、ラグビー部顧問のF先生の地理Bを履修したラグビー部の部員は、名前さえ書けば5(5段階評価)、と言われていた。

当時の1年生は地理Bが必修で、9クラスのうち半分をF先生、半分をN先生が担当されていた。僕のクラスはN先生だったが、F先生のクラスだった友達の話だと、どうも本当だったらしい。

F先生って結構な変人で、試験も、例えば試験用紙はアメリカ大陸の白地図だけ。問題は「知っていることを全部書け」といった試験を出していたと聞いている。
しかも、そのことを彼は公言していた(らしい)。極めつけは、僕らが2年生の時の入試(つまり1学年下の)入試の時。

あるクラスの試験監督をしていたF先生は、30分ぐらい経つと(入学試験の時ですぞ!)、突然「我が校を受験している諸君らであれば、この程度の問題はもう終わって、見直しをしている頃だろう」と突然話し始めたというのだ。

唖然とする受験生を前に、彼はこうつつけた。「・・・諸君、晴れて浦高に合格したら、ラグビー部に入りたまえ。そうすれば私が担当する地理Bは無条件で5にする!」
まだ合格もしていない受験生に向かって、受かった後の部活勧誘を入学試験中に言うか~?!・・・とう話はとりあえず横に置き、F先生には一応理屈があって、「ラグビー部は普段から厳しい練習を重ねているのだから、せめて自分の担当する科目ぐらいは良い成績を・・・」だと。

だったらサッカー部はどうなの?野球部は・・・・他の部活だって同じじゃん・・・・、いやそもそも同じ地理Bを取っていてもN先生だったら不公平じゃん!・・・なーんて文句はでませんでしたなあ。また、たとえば当時のグリークラブ(合唱部)部員は、音楽は全員、3年間「5」でした(僕は部員だったから知っている)。だから、それぞれの部活の顧問は、公言しないまでも、それなりの手心を自分の担当科目に加えていたのかも。ただ、「ラグビー部だから、サッカー部だから体育は5」「グリークラブだから音楽は5」なら分かるんだけど、

ラグビー部だから地理は5

って何となく面白いでしょ?

当時の入試に内申点が関わることはなかったし、一芸入試もアドミッションオフィス方式もなかったので、そんな話を聞いても、「あははは~そうかも」で済んでいた。

実に牧歌的な高校生活でした。

(その2)部活紹介
入学式直後の部活紹介なんて、覚えていない方がほとんどかも。でも、ラグビー部の部活紹介は、ある意味強烈な印象が残った。

「それではラグビー部です」

という紹介でユニフォームと共に壇上に現れたラグビー部員数名が1年生に掲げたのは・・・

「浦高ラグビー部の今春の大学進学状況」

というタイトルの大きな模造紙。現役、浪人別の人数が、上から「T大、K大、TK大、H大、W大、K大・・・」と続く。

で、スピーチはたった一言。

「新入生の皆さん、一流大学への進学を希望するなら、是非ラグビー部へ!!!」
でおしまい。さっと模造紙を丸めて退出。その間1、2分。

あれって部活の伝統なんだろうか。ラグビー部は当時から(サッカー部と並んで)練習がキツいので有名でした。県内では強豪で、関東大会までは行ったが全国大会には届かないレベルだった。

・・・それだけ懸命に部活に取り組んでいたにもかかわらず、僕の知っている範囲で言うと、ラグビー部の友人たちは皆例外なく、真面目に授業に集中して、成績も良かったです。