金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

TOEIC模試を8割ほど受けての感想

ちょっと事情があって3日ほど前からTOEICテキストに取り組み始めた。と言っても本番通りの時間はとれないので、細切れに時間を計りながら受けています(毎晩、寝る前の30分ぐらいずつ)。

リスニングが終わって採点し、今はパート7の前半(200問中の170番)まで来たところでの印象を一言だけ述べておくと、

ことTOEICの点数に関する限り、大学生息子がどんなに頑張っても(いや、よほど異常な努力をしない限り)、彼が卒業するまでに僕が負けるはずがない。

ということでしょうか。

その理由は純粋な語学力というよりも、僕が社会人経験を30年以上しているから。

例えばリスニングで出てきたさまざまな「場面」。僕は少なくともこの1回分のリスニングテストについては、そのすべての場面とほぼ同じ状況を「当事者として」経験している。もちろん、ほとんどが日本語で、ですけれど。また、パート7の文章も(まだ終わってないけれど)、これらとほぼ同じ内容の文章を、これまでの自分の仕事や生活体験の「どこかで」見ている。

この経験値は強い。

社会経験(または生活経験)の乏しい人間が、TOEICの点数を上げるためにいたずらに問題数をこなして擬似的な経験を増やしても、実際経験してきちゃった人間には適わないだろう。

そう思ったわけですね。

もっとも、これはたった1回の模擬テストの、しかも全部は終わっていない人間の今時点での感想で、こんな大口を叩いていられるのも今のうち、数カ月先には白旗挙げているかもしれませんが。

とりあえず今段階での肌感覚をここに記しておきます。