金融翻訳者の日記

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

日英翻訳のPM業(2016年9月)

本日の午前中の前半は和英翻訳のPM業。4700文字。ネイティブ翻訳者から来た訳文案を1文ずつ検討して疑問点を挙げ、質問または対案を書いていく。必要に応じて顧客向けコメントも書き加えていく。

20カ所ぐらい検討項目(質問と私の対案)が上がり、質問ファイルとしてネイティブ担当者に送り返す。同時に顧客サイドにも「この日本語の意味はどういうことか?」という質問を投げる。30分後に返事が来て、それもネイティブ担当者に投げる。ここまでで3時間。

明日の朝までに担当者から返事が来て、そこで終われば即納品。さらに検討事項があればあと1~2往復して明日の正午納品予定だ。ほぼ予定通り。こういうプロセスを通じた結果提出する僕の納品ファイルは、場合によると3分の1ぐらいが「なぜこう訳したか?」の解説になる。

・・・ということを僕は時たま来る和英翻訳でやっている、という話を先週のJATの席で話したら、通訳者のYさんから、「・・・それってビジネスになるじゃん!ネイティブ翻訳者とお客さんとのちゃんとしたつなぎ役がいないんですよ。日本には。中途半端に英語ができる日本人から『この語が訳に入っている、入っていない』という指摘や『修正命令』が来て、ネイティブみんな困っている」と言われた。「そうですか~」と答えつつ、これって翻訳会社の仕事なんだけど、と思った。
日本の翻訳会社は何やってんだろ?