金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

間が悪い(いつも断ってしまう先)(2014年10月16日)

昨日夜に翻訳会社(上海事務所)P社のDさんから電話。「スズキさーん。お忙しいですかぁ?」

彼女はいつも日本語である。少なくとも彼女のヒアリング力は完璧で俺の英語の方ができると見栄をはるほどの勇気もないので日本語で応対している。ここは3日ほど前にも電話がかかってきて断った先だ。その断った理由となっていた仕事2件の目処がほぼついたのが昨日の午前。ほっとしているとK社(ソースクライアント)、S社(翻訳会社)から仕事のオファーが来て受けたところである。

実に間が悪い。

「Dさん、今日の午後に2件仕事を受けちゃったところだ。ごめんね。受けられない。来週月曜日まではいっぱいいっぱいだ」
「お~スズキさーん、おいそがしーい。とってもお金持ちねぇ」
「あのね、Dさん、日本語の諺わかる?『貧乏暇なし』なの!!」
「お~ご謙遜、ご謙遜」

こういう客先ってあるんですよね。Dさんに限らずなぜかP社は他の仕事で忙しい時に連絡が来る。その一方で、いつ来ても受けられる会社もある。決め手は単純にタイミング。僕は仕事が来た順に受ける。同時だったら内容を見つつ単価の高い方にしている。昼間に受けたS社よりもP社の方が15%単価が高いけれどやむを得ない(ちなみにK社の単価はS社の2.5倍だ)。

そんなわけで今日はゆっくりしようと思っていたけど午前中はK社とS社の案件、午後は明日夕方に訪問するL社(和英のプルーフリーディングの先)の準備をします。