金融翻訳者の日記

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

致命的なミスを犯す

間違いに気づいたのは朝7時だった。

某ソースクライアントから依頼されていたホームページ英訳。先週金曜日にネイティブ担当者から英文が届き日曜日に質問を投げ、月曜日に返事が来た。そして火曜日(24日)に再質問を送って、明日(25日のこと)朝までに回答を下さい。「午後2時が納品なので」と送ったのに来てないなーと思いつつスケジュールを見るとその日の午後2時に納品すべきとの情報が入っていない。「まさか」と思いつつ前日の午後2時を見ると「〇〇社和英納品」と書いてある・・・。念のため見積書を確認する。「24日(火)午後2時」と書いてある。あれ?今日は・・・?25日じゃねーかよー!!!!!

頭がどこかで混線して「24日午後2時納品」は頭に入っていたのだが、なぜかそれを昨日のことだと勝手に勘違いしていたのだ。

すぐにお客様にお詫びのメールと状況説明のメールを送り、ネイティブ担当者にはすぐに昨日(24日)に送った質問への回答を促すメールを送る。すぐに返事が来る。そして7時30分に納品。締め切り日を間違ったので当然「翻訳料金は辞退」との一言を添えて。

8時に先方に電話。実は本件時間が迫っている案件ではなかったので先方も締め切りはあるていどずれてもしようがないと思っていたことが判明する。「いいですよ」と言ってくれるが「お詫びに伺いたい」と午後6時に時間をもらう。業務日誌にネイティブ担当者への5万円の支払いのみを記録する。私が翻訳料金をもらえなくてもネイティブ担当者には何の責任もない。当然だ。経理担当専務(妻のことです)に報告。「お父さん、そこまで(全額辞退)しなくてもいいんじゃないの?」と言われるがしようがない。

こんなことはこの12年で初めてです。一昨日のFBで「忙しすぎる・・・」と書いたがやはりどこか狂っていたのだ。

1日仕事をして1本納品。

西葛西駅近くのお煎餅屋でお煎餅を購入しお客様の元へ。ひたすらお詫び・・・そもそもホームページの翻訳だったのでプレスリリースのような切迫感はなかったこともありお客様はあまり怒っておられず、翻訳料金辞退の申し出にも「今後頼みにくくなるから」ということで「お支払いします」と言っていただいた。そこで粘るのもどうかと思ったのでひたすらお詫びしお受けすることに。最後に菓子折を差し出して同社を後に。

その後に表参道に行って金子先生の授業を受けたわけです。YさんやBさんに、「あれ、鈴木さんなにその正装?」と当然尋ねられまして事情を説明しました。

授業はまたもや生徒のIさんの見事な翻訳に圧倒される。先生も「弟子入りしたいぐらい」とおっしゃっていたがあまりにお見事で見ほれてしまい写すのをわすれたぐらいである。

「日本語のできよりもまずは英語を正確に読めているかどうか」が最も重要という金子先生の言葉を改めて噛みしめました。