金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

「次男の引退」(スポーツ強豪校に子どもが入るということ⑧)

午後9時半に次男が帰宅。「明日から朝勉、放課後は帰宅が決まった。引退だー」

先週土曜日に引退が決まり、日曜日は自由練習(次男は欠席)。毎年この時期の3年生は次の進路をどうするのか(卓球で行くのか、勉強するのか)を相談する時期で1週間ほどは普段の練習(朝練と放課後練)に参加しながら先生との面談が進む。昨日は普段通り朝練から参加し、放課後練の時に3年生と顧問のH先生との個人面談があった。

今年ははっきりしている。3年生7名のうち3名は(A)インターハイ出場が決まっているので卓球を武器に進学先を(ある程度)選べる(大学の方から「来て下さい」と言われるにはインターハイでランク(ベスト16)に入る必要があるとのこと)。(B)3名は内申書で一定の成績を取った上でOA入試か学科推薦に卓球部の顧問の先生の力で卓球部のある大学に進む。もう一人が次男で、(C)一般受験で大学に挑戦する。「卓球ときどき勉強」でこの2年を過ごしてきた次男は、普通の受験生より勉強が1年は遅れているだろう。方針は明らかだ。だから面談も簡単に終わったらしい。

「で、どうする?」「一般受験で行きます」「じゃあ俺が絡む必要ないな?」「ありません」「どこ受けるんだ?」「夏休みに受ける模試の結果で・・」「わかった。明日から朝は勉強でいい。放課後練はでなくていい」「わかりました」

卒業(正確には3学期の自宅学習期間に入る前)まで少なくとも朝練(勉)には出席し、終了後に先生の訓話を聞いて解散という日々が続く。これが卓球部の伝統で、その意味では次男も、引退したとは言え毎朝会うので卓球部の後輩たちとの物理的つながりは卒業近くまで続く。

・・・というわけで次男は毎朝卓球部の2年生のI君(たまたまウチの近所に住んでいる)と一緒に朝練の時間に家を出て部活に行き、朝は部室で勉強。放課後は即刻帰宅する。

なお次男と一緒に放課後練を免除になったのが(B)のS君とM君。先生の力で卓球部枠に入れてもらおうにも一定の成績がないと推薦枠を取れない。二人とも必ずしも勉強が得意ではないので、今日から期末試験(7月初旬)までは朝練のみ参加、放課後は練習に参加せずに勉強せよと先生からの厳命が下ったらしい。

今日から生活が180度転換する。「突然時間ができたからといって気を抜くなよ」と言ったら「卓球部のみんなが一生懸命練習しているのに僕がさぼるわけには行かない」。ちょっと真面目すぎるところがあるので根を詰めすぎるのが心配かも。通学は片道40分の自転車なので運動不足にはならないだろう。英語はちょっと手伝うがもはや私にできることはない。頑張れ。

4年間ご苦労様(スポーツ強豪校に子どもが入るということ⑥) - 金融翻訳者の日記