金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

サンタをめぐる思い出話2つ(2012年9月)

(1)長男が確か小1か2の頃

私「で、おい、クリスマスプレゼント何がいい?サンタさんに頼んでおいてあげるから」

長男「えーとね、XXXX(もう何だったか忘れた」

それを聞いていた妻、思わず
「そんな高いのダメ!!!」
「・・・」 (一瞬の間)
「・・・って言うと思うよ、サンタさん」

で一応事なきを得た。

(2)昔スイスに住んでいた時(長男2歳~5歳)、僕はサンタクロースとライブで会話できることになってたんです。

長男が悪いことをする。
私が突然「エア電話」をかける。

「え~もしもし、サンタさん?この前頼んだプレゼントもう袋に詰めた?あ、まだ?じゃちょっと止めといて、T(長男)が悪いことしてるもんでね・・・」
(じわ~っと泣き始める長男)「わーお父さん、僕いい子になるから、サンタさんにちゃんと持ってきてって言ってよ-」
「じゃサンタさんに直接言いなさい」とエア電話を向ける。
「サンタさん、僕これからちゃんといい子になりますからプレゼントをもってきてください」
「あーもしもし、サンタさん聞こえた?じゃそのまま詰めといて、バイバーイ」(ガシャ)
サンタさんの声は私にしか聞こえないことになっており、このエア電話はかなり効いたのである。

問題は日本に帰国後であった。

こっちも忙しいんでサンタの電話なんて忘れちまった頃に5歳になった長男から聞かれたのだ。

「お父さん、最近サンタさんに電話しないね。どうして?」
(ウッ。こっちはすっかり忘れていた)
でもこの時の私のひらめきは今考えてもナイス。
「いや電話してんだよ。今でもね」「じゃなんで今しないんだよ、前みたいに-」。
「時差だ」。「え~?」
(ここで時差の説明をして・・・)
「だから、今電話してもサンタさん寝てるんだ。サンタさんと話したい時には夜中にかけてんだよ」「ふーん」。

それから2,3年はエア電話しないで「お前な、そんな悪いことやってっと夜中にサンタさんに電話しとくぞ」が結構効きましたっけ。