金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

『ジョン・メイナード・ケインズ 1883-1946』の"写経”を始める。

『ジョン・メイナード・ケインズ 1883-1946(上)経済学者、思想家、ステーツマン』ロバート・スキデルスキー (著), 村井章子 (翻訳)(日経BP 日本経済新聞出版) の原著と訳書の手書き写し(いわゆる”写経”)を本日から始めました。 本は買ってあったのです…

初めて(?)の地元貢献(中古マンションに住むということ③)

月曜日(18日)に近所のコミュニティ会館に出向いたところ、 「コミュニティ会館は12月28日(木)から1月4日(木)まで、コミュニティ図書館は12月31日(日)から1月2日(火)までお休みいたします。江戸川区」 とのポスターが掲示してあった。 「あ、ウチの…

強調構文をめぐるClaudeとの(漫才みたいな?)対話

(問い)Science means, literally , knowledge. However, it is knowledge which has been critically examined, rigorously tested and ordered nto a system of ideas. という文は強調構文か否か。その理由は?itは何を指すか? (回答)この文は「it is …

久しぶりの貢献(?)(中古マンションに住むということ②)(2023年12月13日)

我がマンションのごみ収集所は普段は24時間開いているのでいつでもごみを出せる(こういうところはあまりないらしい)。例外は年末年始。区役所の掃除車が来ないので施錠するのだ。 最近は外国人の居住者の方も増えてきて、少しずつ掲示板にも英語が混じるよ…

「ユーモアって、どうにもできない状況に対して唯一できること」 宇多田ヒカル(12月7日に出会った言葉)

(1)2019年12月7日 ゴールを想定せず、十分に時間をかけ、撮れたものから番組をつくるスタイルを貫く。(「取材の対象に『タブーはない』― 阿武隈勝彦さん(東海テレビゼネラルプロデューサー」本日付朝日新聞より)この文章を読んで、『ティール組織』を…

「本当の断捨離とは、心の混沌を整理すること」12月3日に出会った言葉

(1)2019年12月3日本当の断捨離とは、心の混沌を整理することだと専門家は教えている。(「春秋」 本日付日本経済新聞より) (2)2018年12月3日大企業の社長たちが特定候補の支持や推薦を決める。……三菱グループのある会長は「批判的なことを言うのは…

朝の英語トレーニングの概要(2023年12月3日現在)

ほぼ固まった朝のトレーニングの概要 (1)70~80ワード(4~5行)の英文を即興でつくる。内容は昨日の行動または印象に残ったこと。 (2)ChatGPTに修正させる。修正だけでなく、どこをなぜなおしたかまで指摘してくれる。 (3)ワードのコピーして元の…

「初心者をバカにするな。新しい事に挑戦しようとしてる人のどこにバカにする要素がある?」12月2日に出会った言葉から

(1)2019年12月2日「1000人に1人、障がい者が生まれる。ですからその1人を999人が支えるのは当然のこと」 横浜市の重度障がい者施設の日浦美智江施設長(「池森賢二 私の履歴書 (29) 次の人生舞台 若者が活躍できる場作る 奨学財団を創設 起業家支援も」 1…

『怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ』(森合 正範著、講談社)

「負けた試合のことなんて思い出したくない」 ふつうはだれでもそう思う。故野村克也監督は「負けに不思議の負けなし」とおっしゃった。これは「負けは思い出したくないもの」という一般の通念を前提として、あえて若い人たちに反省を促した名言だと思う。 …

「電話代を借りても必ず返す」 11月26日に出会った言葉

(1)2022年11月26日私は小学生のときに気づいたんですが、本は閉じるときに音がします。「パタン」と。それも一冊一冊、全部音が違います。私は子どもの頃からこの音が好きでした。この本はどんな音がするだろうと、とても楽しみでした。(松居直著『絵本…

先生からのお墨付き(?)(2023年11月24日)

昨日は半年ぶりに金子靖(研究社編集部)先生主催の公開翻訳教室(補講=飲み会付き)に参加し、金子先生の熱意と学識に触れることができ大いに感動した。 どんなに有名になっても、生徒に「教える」のではなく、生徒の翻訳から学ぼうとされる謙虚な姿勢には…

pickをめぐる三者三様(Bard, Bing, Claude):辞書とは違った言葉の探り方(2023年11月23日現在)

ちょっと必要があって次の同じ質問を3者にぶつけてみた。 質問:英語のpickに予測するという意味はあるか? (1)肯定派:Bard はい、英語のpickには予測するという意味があります。ただし、この意味は日常会話ではほとんど使われず、主にビジネスや専門的…

「いい夫婦」の日

夕食後の皿洗いは僕の仕事で、もう5年以上続けている。昨晩はこんなことがあった。(僕が皿洗いをする横で、妻は洗った食器類を拭いて片づけていた) 「今日はさ、〇〇さんと小石川植物園に言ったんだ~」「ふ~ん」「で、帰りに日本一美味しいことで有名な…

1122= “Good Couple’s Day.”

For over five years, the task of washing dishes after dinner has been my quiet contribution to our daily life. Last night unfolded like this. As I was washing the dishes, my wife was alongside me, drying and storing away the cleaned items.…

英日翻訳での質疑応答の例(2023年11月21日)

英文解釈でのBardとのやり取りの例を示す。題材は公開されている大学受験用教材から(質問は書きなぐったのでスペルミスや時制の誤り等はご容赦)。 (1)プロンプト(最初の質問):Please read the following sentence, analyze the sentence stucture in…

BardとBingに同じ質問をしてみた。

全く同じプロンプトに対するBart とBingの答えは以下の通り。なお答えの検証は行っていない。 プロンプト:1970年以降現在までの間に、米国で利上げサイクルは何回起きているか?それぞれいつからいつまでと期間(月数)を答えよ。そしてそれぞれの利上げサ…

翻訳ツールとしてのChatGPTに関する現時点での結論(2023年11月19日)

ChatGPTって要するに ①英文を正確に理解(英日翻訳用)し、②正しい英文で表現する(日英翻訳用)ための ベストツールだ、ということ。 ChatGPTは辞書ではない。機械翻訳アプリでもない。「むちゃくちゃ頭がよいけど日本語がやや苦手な翻訳アシスタント」なの…

CnatGPTとのミスコミュニケーション:Read(読め)というプロンプトが通じなかった例(2023年11月16日)

今朝、いつもの通りディクテーションの練習をしようと思って次のプロンプト(指示)を書いた。 鈴木:Please read a sentenc of about 15 words of Enlish with TOEIC 900 level. Repeat it ten times. Please give me your comment on this prompt. Thank y…

ChatGPTの翻訳力②:あなたは英日翻訳、日英翻訳をどの程度こなせるのか?(2023年11月15日現在)

ChatGPTは読む力も書く力も英語の方が得意で、しかもネイティブ並みの読解力があるらしい。そこで、我々がChatGPTを翻訳に使うとしたらどこまでも任せられるのか、を再びChatGPTに尋ねることで探ることにした。 以下は、英日(英語→日本語)、日英(日本語→…

ChatGPTの翻訳力①:あなたは英語、日本語どっちが得意?(2023年11月13日)

ChatGPTを翻訳に使っているうちに、いくつかの特徴に気が付くようになった。そこでいくつかの仮説を立てて、ChatGPTに直接英語で尋ねてみることにした。 1.ChatGPTは日本語を書くよりも英語を書く方が得意問:They say that you are better at writing in …

月たった20ドルの超格安家庭教師:毎朝の実践例/恥ずかしいやりとり付き(2023年11月13日)

ChatGPTを使った英作文添削とディクテーションを始めて10日以上たった(1日から毎日やっているつもりだけれども、1,2日はやらない日があったと思う)。試行錯誤で続けてきて、ある程度内容も固まったのでここに記録・報告しておく。 (1)英文日記作業…

ChatGPTは問題を「掘れる」:allとevery(とeach)の違いを探るディスカッションから(2023年11月12日)

僕が参加しているあるMessengerのグループ(文筆家、編集プロ経営者、校正者、翻訳者)で構成されている)に、「every と all の違いについて」というお題が出された。 参加者のお一人(問題の提出者)から、次の引用が示された。「all も every もともに人…

日本語表現がまだ不得意なChatGPTを英日翻訳に活かす方法(2023年11月12日現在)

「めちゃくちゃ頭がよく、日本語が苦手な留学生」(『ChatGPTエフェクト』(日経BP)p314)であるChatGPTを英日(英語→日本語)翻訳に活かすには二つの方法があると思う。①原文(英文)の解釈を英語でさせる(パラフレーズさせる)。 これは私が実際に体験済…

画期的な英語教材としてのChatGPT(ここまでで気づいたいくつかの特長)(2023年11月6日)

英語教材としてのChatGPTには、これまでには人間の教師でも、テープやビデオでもなし得なかった教育効果があると思う。これまでに私が気づいた特長は以下の通り(順不同:気がついたら今後も追加していきます) ①ChatGPTは「その場で」直してくれる。家庭教…

ChatGPTと手書きのハイブリッド(ChatGPTの修正を手書き(赤ペン)で自己添削する)(2023年11月5日)

朝の英文日記をつけ始めて5日目。試しに次のことをやってみた。 ①英文を書くいきなり英語で書きます。昨日何をした、という他愛もない内容です。何を書こうか?と考える前に自分がしたことを英語にして書く。あるアイデアが先に日本語で浮かんでしまい特定の…

「読む」と「音読」、"read"と"read aloud" (英語教材としてのChatGPT)(2023年11月4日)

本日気がついた、ChatGPTの文章理解についての興味深い事例。 ①昨日のプロンプト(日本語) TOEIC900レベルの10語程度の文章を読んでください。同じ文章を10回繰り返すこと ①-2:Chat GPTの答えCertainly, here's a sentence appropriate for a TOEIC sc…

ChatGPTに同じ文章を繰り返し読ませるとディクテーションの練習になる(2023年11月3日)

「TOEIC900レベルの10語程度の文章を読んでください。同じ文章を10回繰り返すこと」というプロンプトは効く。 僕の英語力だと7回目ぐらいで全部書けた(あと2回はシャドウイングしました)。今後はこのワード数を増やしたり、繰り返し回数を減らすことで英…

『ChatGPTエフェクト 破壊と創造のすべて』(日経BP)に大満足(ただし索引がないのが残念)(2023年11月1日)

『ChatGPTエフェクト 破壊と創造のすべて』を読み終えた。素晴らしい本だ。 僕のようにほとんど予備知識もなく使い始めちゃった人間にとっては、①ChatGPTとは何か、②その歴史、③現在および将来への影響、④各国各社の導入事例、⑤規制環境等、ChatGPTの置かれ…

その場で直されるのは教育効果がかなり高い(2023年10月30日)

今朝起きてからの行動をいきなり英語で書いてChatGPTに校正させてみた。私:Please correct the following English. I woke up at 5:00 this morning. I boiled hot water. I cleaned the toilet room while wating for the water to boil, then made the fi…

自由英作文をChatGPTに添削させてみた(恥ずかしい実例)(2023年10月29日)

ちょっと恥ずかしいのですが、今朝こういうことをしました(英語日記2日目のやり取りです) 鈴木:"Please correct the following diary entry in English. Show me the corrections and provide reasons for each change. ChatGPT:Of course! Please provid…