今日のオンライン英会話で「僕の生徒に経済分野の翻訳者がいるんだが、客数が増えないのでもう廃業しようかと思っている。アドバイスはないか?」と聞かれた。彼の悩める生徒さんは40代女性。数カ月前に脱サラして独立したらしい。「僕のやり方は、10年前な…
In an experiment using ChatHub to have six different AI generators read the same passage and extract what they deemed the 'most important sentence' based on a given prompt, it was observed that they often chose different sentences (althoug…
試みにChatHubを使って六つの生成AIに同じ文章を読ませ、「最も重要な一文をそのまま抜き出せ」というプロンプトを入力すると、すべてが違った文章を選ぶことがある(重なることはもちろん多い)。またChatGPTを使う場合にも、使う時間によって回答が異なる…
過去のブログを見ると2018年だから、故松本道弘さんのセミナーに参加したのは亡くなる6年前だったことになる。会場は大手書店のセミナー会場で、当時松本さんが出版された書籍のプロモーションを兼ねていたのだと思う。 いよいよ80歳になろうとしていた松本…
(1)2023年2月7日 「生きることにこつというものがもしあるとするなら、それはやっぱり全面的には深刻にならないことよね」川上未映子著『すべて真夜中の恋人たち』(講談社)pp137-138*本書の主人公はフリーランスの校閲者。 (2)2019年2月7日 ……サー…
一昨年11月にオンライン英会話を始めて2週間後ぐらからだったかな。オールイングリッシュとは言っても講師がフィリピン人の先生なので、オンライン英会話の前に「耳慣らし」としてNHK英会話も聴き始めたのだが、時間が経つうちに付き合い方も少しずつか会っ…
村井章子さん訳のケインズの伝記『ジョン・メイナード・ケインズ 1883-1946(上)(下)経済学者、思想家、ステーツマン』の原著、John Maynard Keynes 1883-1946: Economist, Philosopher, Statesmanの原文と訳文の手書き写し(「写経」に取り組み始めて1カ…
鳥飼久美子/斎藤兆史『迷える英語好きたちへ』(インターナショナル新書) 楽しく読み終えました。英語学習法には昔から興味があり、特に訳読を中心とする訳読の重要性を強調されている斎藤さんの英語や英語教育に対するお考えには賛同していたこともあり、…
今井亮一、平沢慎也著『スローでディープな英文精読』(研究社) の第I部第3章、”The Myth of the Subjectless Sentence" By Jay Rubinの「日本語には主語がないのではなくて、代名詞が非常に少ないのだ」という主張は勉強になる。 (通常の英語)Cloquet an…
Facebookの去年の今日にこういう書き込みをしていた。 「DeepLは、今のレベルでは翻訳には使えないが、翻訳チェックには役立つという印象」 たった1年前だが、当時は、いわゆる機械翻訳(ここでは英日翻訳を前提にしている)が翻訳に使える日ははるか彼方だ…
勉強会のお仲間(大学教員が3名いらっしゃいます)や翻訳仲間と話していて、皆さんに共通している「誤解」として痛感したこと。 DeepLをはじめとする「機械翻訳ツール」を、原文を入力したら翻訳が出力される、一往復限りの機械翻訳ツールとしてとらえている…
ChatGPTを使った15分トレーニング 自らの恥をさらしますが、以下は僕がほぼ2日に1回やっているトレーニングのプロンプトと回答の例。なお〇〇〇としている部分には固有名詞が入ります。Walk in her shoesはチャリティーキャンペーン (トレーニング1:自由…
『フリーダム・インク――「自由な組織」成功と失敗の本質』本日発売です。 経営者の仕事は、企業理念(自社は何のために存在するのか=パーパス)を明らかにし、それを社員に浸透させていく努力を重ねながら、徹底的に「自由な文化」を作り上げ、それを推進す…
本日の日本経済新聞に注目すべき記事を見つけた。 「権力格差」を壊せるか アサヒビールや宝島社の問う力 編集委員 中村直文 日本社会はこれまで強固な組織が自慢だったが、日本も今は社員一人ひとりの個を重視する時代に入ったという趣旨の記事です。 (以…
昨日妻と観に行きました。平山(役所広司さん)の生活に自分を重ね合わせて、ああ翻訳者をやっていてよかったなあ、とじわりと感じられる映画でした。 目覚ましを着けなくても朝自然に起きてルーティーンを行い、仕事に行く。いつも同じくらいの時間帯にお昼…
本日の日本経済新聞に、 言語の本質問う好機 AI翻訳時代の外国語学習考える5冊立教大学教授 山田優(今を読み解く)という大変興味深い記事が掲載されました。その中で、「西山聖久『理工系のAI英作文術』(化学同人・22年)は、そのタイトル通り、理工系の…
(1)2021年1月9日 翻訳をする外国人は、逐語的に直訳をしようなんて考えは、はじめからこれっぽっちもないんです。文章を丸ごと全体受け取る。そしてそれを、自分の知っている日本語を総動員して表現する。その結果、こういうものができあがった。だから全…
個々の生成AIは間違えることがある。しかしChatHubを使って同時に6つ(個別にはさらに2つの計8つ)の見解(を読んでいくと、個々の誤りを受け取り側が補正できるので、まあ外れはないという印象である。もちろん採用する際には裏を取ります。
(1)2020年12月30日 読書に限らず、大切なものほど事後性が高い。逆に言えば、「役に立つ」ことが事前に容易に分かっていることにはたいした価値はない。すぐに役立つものほどすぐに役立たなくなる。事後性の克服は人生の一大テーマといってよい。では、ど…
来月発売です。 本書では、トップがパーパスを明確にした上で、経営においては社員の自由を何よりも重視する多くの組織が、経営者の人となりや人生経験とともに紹介されています。成功事例が大半ですが、失敗事例も紹介し、その理由も探求します。 その意味…
『ジョン・メイナード・ケインズ 1883-1946(上)経済学者、思想家、ステーツマン』ロバート・スキデルスキー (著), 村井章子 (翻訳)(日経BP 日本経済新聞出版) の原著と訳書の手書き写し(いわゆる”写経”)を本日から始めました。 本は買ってあったのです…
月曜日(18日)に近所のコミュニティ会館に出向いたところ、 「コミュニティ会館は12月28日(木)から1月4日(木)まで、コミュニティ図書館は12月31日(日)から1月2日(火)までお休みいたします。江戸川区」 とのポスターが掲示してあった。 「あ、ウチの…
(問い)Science means, literally , knowledge. However, it is knowledge which has been critically examined, rigorously tested and ordered nto a system of ideas. という文は強調構文か否か。その理由は?itは何を指すか? (回答)この文は「it is …
我がマンションのごみ収集所は普段は24時間開いているのでいつでもごみを出せる(こういうところはあまりないらしい)。例外は年末年始。区役所の掃除車が来ないので施錠するのだ。 最近は外国人の居住者の方も増えてきて、少しずつ掲示板にも英語が混じるよ…
(1)2019年12月7日 ゴールを想定せず、十分に時間をかけ、撮れたものから番組をつくるスタイルを貫く。(「取材の対象に『タブーはない』― 阿武隈勝彦さん(東海テレビゼネラルプロデューサー」本日付朝日新聞より)この文章を読んで、『ティール組織』を…
(1)2019年12月3日本当の断捨離とは、心の混沌を整理することだと専門家は教えている。(「春秋」 本日付日本経済新聞より) (2)2018年12月3日大企業の社長たちが特定候補の支持や推薦を決める。……三菱グループのある会長は「批判的なことを言うのは…
ほぼ固まった朝のトレーニングの概要 (1)70~80ワード(4~5行)の英文を即興でつくる。内容は昨日の行動または印象に残ったこと。 (2)ChatGPTに修正させる。修正だけでなく、どこをなぜなおしたかまで指摘してくれる。 (3)ワードのコピーして元の…
(1)2019年12月2日「1000人に1人、障がい者が生まれる。ですからその1人を999人が支えるのは当然のこと」 横浜市の重度障がい者施設の日浦美智江施設長(「池森賢二 私の履歴書 (29) 次の人生舞台 若者が活躍できる場作る 奨学財団を創設 起業家支援も」 1…
「負けた試合のことなんて思い出したくない」 ふつうはだれでもそう思う。故野村克也監督は「負けに不思議の負けなし」とおっしゃった。これは「負けは思い出したくないもの」という一般の通念を前提として、あえて若い人たちに反省を促した名言だと思う。 …
(1)2022年11月26日私は小学生のときに気づいたんですが、本は閉じるときに音がします。「パタン」と。それも一冊一冊、全部音が違います。私は子どもの頃からこの音が好きでした。この本はどんな音がするだろうと、とても楽しみでした。(松居直著『絵本…