2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧
(1)2年前の今日リベラルアーツを、社会人として身につけるべき教養、といった薄っぺらいニュアンスで捉えている人がいますが、これはとてももったいないことです。リベラルアーツのリベラルとは自由という意味であり、アートとは技術のことです。したがっ…
(1)2年前の今日「現場にいる是枝さんは、とにかくウレシソウにしてるの。映画を撮ることが、楽しくてしょうがないみたいに。子どもから年寄りまで相手に、そりゃ、うまくいくことばかりじゃないでしょう。でも、決して、怒らないし、辛抱強くって、投げや…
(1)2019年4月28日 南/北に分断されたままの祖国。その二つが「同居していられるただ一つの場所」が<在日>だと、かつて詩人(金時鐘)は語った。……そのための空き地を、ここの社会はどれだけ用意できてきたか。(「折々のことば」 2019年4月23日付朝日…
(1)2021年4月27日 ……これに対して、情報を正確に伝えることが目的の実用テクストについては、近い将来、AIの発達とともに、すべてコンピュータで翻訳の行われる時代がくるでしょう。そして、このような「実用テクストの翻訳」とは、言い換えれば、文書を…
(1)2022年4月25日 「宮尾(登美子)さんは言葉が泉のように湧いてくるタイプではない。暇さえあれば広辞苑から言葉を拾い語彙ノートに書き込んだり、内外の小説を読んでは吸収したことを『読書録』に写したりする努力を重ね、これに人生体験が加わり非凡…
昨日は、先週亡くなった妻の祖母の葬儀だった。 介護施設に入って4年。享年105歳の大往生だったので、参集者は(妻の母を含む)娘たち4姉妹と親族のみ30名ほど。ひ孫は、妻と妻の妹の子どもたちだけが参列した。 悲しみの中にもどこかホッとした、落ち着いた…
(1)2019年4月23日 調理場の後片付けでふきんを絞って「パーン」と広げて干すといった何げない所作が実にうまい。(「特異な観察眼の『はみ出し者』――萩原健一さんを悼む」 倉本聰 2019年4月23日付朝日新聞 (2)2018年4月23日 ·晩年の高畑は「『火垂るの…
「ビジネスに役立つ金融英語」の第10回のテーマは、「キャンセル・カルチャー」。 つい最近、JR東日本恵比寿駅で起きた事件もこれだと思います。「プーチン憎んでロシア時の皆さん/ロシア文化憎まず」という冷静さを失わずにいたいという思いも込めました。…
(1)昨年の今日さて問題です。次は誰のことを言っているでしょう。「勤勉にして努力家。体制への絶対の忠誠心。その反面、大局観、現実を直視する勇気、思考の時間的奥行き、軽重の見極め、何よりも意思決定の基準となる自己の哲学、こうした指導者として…
(1)3年前の今日顔の見える犠牲者のバイアス私たちは、理知的・民族的・文化的に近い人やモノに自然に共感を抱く。……このバイアスは公共政策にも影響をおよぼす。古い格言にもあるように、「一人の人間の死は悲劇だが、百万人の死は統計にすぎない」のであ…
先日の新田順也さんのマクロセミナーで印象に残った言葉の一つは 「自分で調べてみなさい」だった。 確か別のマイクロソフトMVPの方の言葉を紹介されたのだった。講義中に質問を受けるとそのMVPの方は直接答えずに「ご自分で調べて下さい」と言ったという…
(1)2年前の今日――是枝作品はよく「俳優が演じていないように見える」と評される。是枝:隠し撮りしているわけではないので、ナチュラルと言われると、違和感がある……「それまで」と「これから」が凝縮された瞬間こそが、リアルな時間だと思う。それを徹底…
同じ英語に対する三つの参考書からの記述を。 (1)リンカーンのゲディスバーグ演説The government of the people, by the people, for the peopleを、「リンカーンはまず人民の政治、と言ったんです。ところが当時の演説の写真を見ると、どうも聴衆がきょ…
(1)本日……みんなが口にする「危機」とは何なのか。石油だ、食糧だ、インフレだ、失業だ、経済成長率の低下だ、と意見はさまざまにある。しかし欧米にただよう灰色の心理風景は、もっと包括的なところに根ざしているように思われた。きのうのようには、明…
客観的には嘘が明白なのに絶対認めない。もしかしたら、自分は嘘を言っているつもりは全然ないのかもしれない。本人が何を言っても周囲が忖度して「本当に」なってしまうことが重なるとそうなってしまうかもしれない。 写真を見せられても、音声を聞かされて…
(1)2年前の今日お金もなくなってきたことだし、日本はそろそろ真面目に数学に投資してみたらどうか。ただし数学者は、報告書を書いたり、大金を使ったりするのには向かないので、雇用して自由に数学に熱中させておくのが最適な投資だろう。((新井紀子の…
(1)2020年4月9日 食べ物を「美味しい」というのも「何に比べて?」と常に思うから。褒め言葉とかにはわりと気をつけているんですよ。(是枝裕和著『希林さんといっしょに。』スイッチ・パブリッシングp202)*本日の言葉:引用句は、樹木希林さんの有名な…
新聞週間って「新聞の意味を読者に知ったもらいたい」という新聞社側のキャンペーンだと思うけれども、作っている人たちにも新聞の果たすべき役割をこの機会に考えてもらいたいので、あえて強調したい。 僕が新聞をはじめとする主要メディアに求めるのは、特…
(1)2020年4月8日 ① 彼は浅草出身の芸人で、テレビというメディアのオリジナリティを考えたときに、そこで繰り広げられるべきは舞台と同じプロの芸ではなく、「素人」が間を外したりスベったりすることで起きる「笑い」であると考え、それを「テレビ芸」と…
(1)2020年4月7日 器量に不安のあるリーダーの危機管理を、超大国の英知がかろうじて支えている。(「トランプ氏と「戦時」の資質 F・ルーズベルトとの落差 本社コメンテーター 菅野幹雄」 2020年4月7日付日本経済新聞) *本日の言葉:引用文の「器量に不…
『思考訓練の場としての英文解釈(1)』多田正行著(育文社)第2章の単文読解演習題25問(p61)の解説(考え方)は、大学受験生向けというよりは(そこまで要らないと思う)、翻訳者向けとしてよくできている。・・・ただし、訳文自体は、あまり上手ではないの…
(1)2020年4月6日 インフォデミックとは、ネットで噂やデマも含めて大量の情報が氾濫し、現実社会に影響を及ぼす現象のことです。(「今日のことば」 2020年4月6日付日本経済新聞)本日の日経新聞1面トップは「情報パンデミック(1) 善意の投稿、人類翻弄 …
(1)2020年4月4日 ……少なくとも小、中学の教育の場では、英国では英語、フランスではフランス語として母語が学習されるのと同じように、「国語」ではなく「日本語」として学ぶ方がいいと思っています。(ロバート・キャンベルさん(国文学研究資料館長)「…
1.2022年1月8日以下は、昨日ふと思い立って書いたツイッターへの投稿である。ちょうど半分ぐらい読み進めたところなので、今段階の感想を書いた(一部加筆修正しています)。 (ここから)『基本文法から学ぶ英語リーディング教本』は、英語の上級者(準1…
(1)昨年の今日『送別会 聞き間違い?』見送ろうと言ったんだが―某役人(かたえくぼ 2021年4月3日付朝日新聞) (かたえくぼ)送別会、聞き間違い?:朝日新聞デジタル (2)3年前の今日平成が終わり、元号は令和にかわる。おのずと昭和の位置づけは「時…
今年もテレビ体操のお姉さんが一人去りました。昨年の秋から男性3名が加わるという大変革があったわけですが、ここで、私が過去に「お友達限り」で書いていた過去の関連書き込みを一気に公開します。 (1)2013年4月3日 「〇子ショック」昨日は「朝のテレビ…
(1)2020年4月2日 ·何が「良い」かは試さないとわからない大量に試して、うまくいったものを残す新しい形質の獲得は基本的に「偶然」だということとりあえず試してみて、結果をみて修正するたくさん試し、うまくいかなければすぐに撤退する(山口周著『ニ…
「あ、ごめんなさい。予診票に体温を記入するのを忘れてました」「あ、そうですか、会場入り口で計った体温は何度でしたか?」「あの、自動のですね・・・えぇっと、35度4分だったと思うんですが・・・」「そうですか。平熱は何度ぐらいです?」「36度3分ぐ…