金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

誤変換

「投資バスケット」と書くところ、「とうしばすけっと」で変換しようとしたら、「東芝助っ人」となってしまった。 お後がよろしいようで。

翻訳ストレッチ内訳(2021年4月末時点)

1.英文解釈(毎日):毎日30~40分 前回までは『英文標準問題精講』を毎日、その他を1冊ずつ入れ替えていたが、現在は毎日2冊(1冊は20分、1冊を10分が基本)。全て紙に訳文を書いて模範解答を見て添削。5~10回音読 『英文標準問題精講』(原仙作、中原道…

JTF 機械翻訳セミナー参加報告を読んで(2021年4月)

非常に面白かった。勝田さよさんのまとめはいつも大変うまく、セミナーの雰囲気も何となく味わえます(僕はセミナーは拝見していません)。 2点気になった。 ①AIは、僕らの想像力をはるかに超えるスピードで進化してきた。 MTはどうか? 「可能性は無限大…

息子の歯痛

昨日の晩に息子(社会人)が突然歯痛に襲われ、悶絶した(昨晩の段階では理由は不明だった)。すぐに妻が頓服を飲ませて30分後に落ち着く。早朝に再び悶絶。今度は僕が頓服を飲ませた。本人は午前中休みを取り、歯医者に行った。 レントゲンを撮って診断が下…

「その人のことを愛している」ということ(2021年4月)

昨日の晩に息子が突然歯痛に襲われ、悶絶した(理由は不明)。すぐに妻が頓服を飲ませて30分後に落ち着く。早朝に再び悶絶。今度は僕が頓服を飲ませた。本人は午前中休みを取り、今歯医者に行っているところ。 ……という様子を見、対応しながら二つのことを実…

誰でも学び続けることはできる。

学ぶ方法に正解はないが、学ぶ姿勢にはあるような気がする。 それは、愚直に継続しろということではないかな。 誰でも1日だけならできることを365日続ける-「続けている生活習慣」ランキング - 金融翻訳者の日記

毎朝のトイレ掃除を褒められた話(2021年4月)

「〇〇さんのところ、奥様が体調崩して2カ月ぐらい入院していて先日退院したんだけどね…トイレの業者さんに清掃頼んだんだって」 「え、どういう意味?」 「2カ月掃除してなかったからウォシュレット動かなくなっちゃったんだってさー」 「そりゃ大変だな、…

頼まれる側にはコストがかかる(2021年4月)

「これちょっとお願い」「これ調べてもらえます?」「お客様からの質問に答えて!」「またフィードバックが来ました。対応して!!」「最後にここだけ!」と軽く頼んだ側(飜訳会社=多くは給与生活者)は、頼まれた側(翻訳者=多くはフリーランス)に追加…

「暗号資産」の表記など

昨日のモーサテを見ていて、「暗号資産」(encryption currency、encryption asset、virtual currencyなど、通訳の世界ではcryptoで通ることも多いそう)は注釈なしで定着したという印象を受けた。日経新聞はまだ初出「暗号資産(仮想通貨)」その後「暗号資…

公園の散歩中

今朝の散歩中に、公園掃除のおじいさんたちに挨拶をして歩いていたら、お一人から「おはようございます。いつもありがとうございます」と返された。お礼を言っているのはこっちでそんなことを期待していたわけではないが何となく嬉しかった。 初めて挨拶を返…

翻訳テクニックを学ぶ前にやるべきことがある―『新版 産業翻訳パーフェクトガイド』

「専門知識の効率的な学び方」について執筆させていただきました。 「英検一級orTOEIC 900点とアナリスト試験一次レベルが出発点」ということ。確か、5年ほど前にも同じテーマでほぼ同内容のことを書いたなと思い、原稿がほぼできてから編集部に電話して相談…

才能は有限、努力は無限

出会った言葉: 毎日毎日、蓄積していく。毎日つまらない同じことをずっと繰り返していたところに、ゴルファーとしてではなく、すごく、こう、一人の人間としてですね、ああ、一流っていう人はこういう人なんだなって思ってきました。 ゴルフダイジェスト・…

日経電子版の検索機能

金融/経済翻訳の場合 ①日経電子版の検索機能を使うと訳語の「適切さ」とともに「新しさ」(世の中でのなじみ方)を確認できる。 ②テレ東の「モーニングサテライト」でも同じ事が言える。書き言葉と話し言葉の違いはあるけれども、ある言葉がどの程度一般サ…

飛田 茂雄著『翻訳の技法―英文翻訳を志すあなたに』(研究社出版 1997年)

本書は、中嶋彩佳「カズオ・イシグロの小説における翻訳の名残り」『ユリイカ』2017年12月号特集「カズオ・イシグロの世界」所収(P77)の論文の参考文献に載っていた。 図書館で借りて最初の20ページぐらいを読み、買おうと決意した。これから本格的に読み…

紙の本の価値

昨日駅前で『文藝春秋』を買って寝室に置いておいたら居間のテーブルに移っていた。妻が読んだのだろう。深夜に居間を除くと帰宅した次男が手に取って読んでいた・・・こういう展開は電子書籍では「ない」なと思った。

「コロン(:)」と「セミコロン(;)」(翻訳ストレッチの教材から)(2021年4月)

コロン(:)について、いくつかの著者の説明をまとめてみた。 (1)佐々木高政さん(a)叙述が読者に「してまたそれは?」と思わせ、その解明を求めて心の首を前に伸ばさせる類いのものであれば、続く(b)との仕切りにcolon(:)を使う。……したがって次の分のto …

我が子の才能(2021年4月8日)

渡辺明名人の息子さんも、羽生善治九段のお嬢さんも将棋指しになっていない。 お二人とも息子/娘と将棋を一、二番指して「他の仕事を探したら・・・」となったらしい。 よく「若い頃から始めないと才能が開かない分野もあるから」ということを口実に自分の…

手書き写しの効用②

出会った言葉:……白川静(1910~2006)は、古代の甲冑文字や金文をひたすら書き写すことで、文字の成り立ちのみならず、底に隠された古代中国の人々の文化や思想まで解明していったという。写経もそうだが、書き写すという作業は、文字と文章、意味と思想を理…

1920年に書かれた「百年後」

以下は、8年前の今日、FBにお友だち限りで書いた、というより書き写した文章です。 (以下引用) 今朝の翻訳ストレッチ音読用教材から (以下引用) 百年後 二十一世紀は、どんな世の中になるのか。米国の専門家たちの予測によれば、人間はプラスチックの自…