金融翻訳者の日記/A Translator's Ledger

自営業者として独立して十数年の翻訳者が綴る日々の活動記録と雑感。

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

伊藤和夫先生の思い出(1979年頃の駿台予備校)(2018年6月)

出会った言葉: ある日、伊藤先生の授業が始まった数分後、前の方の空席にすわっていた「もぐり」の生徒を、休憩から戻ってきたその席の正規の生徒がどかせようとしていました。眉をひそめてそれを見ていた伊藤先生は、そこでもぐりではなく、正規のほうの生…

署名本の行く先

(以下引用)本にサインを求められたときは、表紙を開けると左側にあらわれる見返し(表紙の裏に貼ってある紙の続き)に署名する。 見返しは本文とは別の紙で、この一枚を切り取っても綴(と)じには影響しないから、著者から為書きを添えて謹呈された本でも…

翻訳の添削業(?)ー複数の翻訳者によるマンスリー・プロジェクトの現場から(2018年6月)

「鈴木さん、翻訳の添削やったら?」と、ある方からアドバイスされた。 毎月某社レポートの校閲(まとめ役)を担当している。 複数の翻訳者の方の誤訳やら訳抜け、数字間違い等を随時直していく(優秀な方々なのであまりありません)のだが、普通の校正とち…

I love you.をどう訳す?

ウチの家族の場合を振り返ってみると・・・ (1)(「行ってきまーす」に対する)「行ってらっしゃーい」「ただいまー」に対する)「おかえりなさーい」 とか、 (2)「ご飯よー」(妻から私)かな?では僕から妻は?:「いただきます」だろうか?いや、「…

心に響いた言葉(6月11日「『ティール組織』探求セミナー 自主経営(セルフ・マネジメント)って何だ?」から) 

以下は6月11日に行われた 『ティール組織』探究シリーズ「自主経営(セルフ・マネジメント)って何だ?」堀田聰子×柳澤大輔×嘉村賢州 | Peatix でなされた面白法人カヤックの代表取締役CEO柳澤 大輔さんのご発言のうち、私の心に刺さった言葉のメモである。…

『ティール組織』に向く人、向かない人

おはようございます。 出会った言葉: 「基本的に、集団の中でいい恰好をしたい、目立ちたい、恥をかきたくない、どちらかといえば成果を独り占めしたいタイプは『ティール組織』には向いていないと思いますね」(面白法人カヤックの代表取締役CEO柳澤 大輔…

二つの気づき:小竹貴子×阿部裕志「みんなで語ろう、私の組織論」に参加して

7日に英治出版で行われた小竹貴子さんと阿部裕志の対談「みんなで語ろう、私の組織論」ーー英治出版オンライン連載「『ティール組織』私はこう読んだ。」に参加した。 素晴らしいセミナーでした。 とても暖かい雰囲気の中で、普段経営にあたって楽しみや苦し…